2015/12/30
アートコラム/Column

[コラム]絵を描いている変人ばかりじゃない!”美大生”の日常に迫る

美大生へのイメージ

みなさんは、「美大生」と聞いてどういったイメージを持たれますか?

絵ばっかり描いている、変な人しかいない…そういった風に思われる方は多いでしょうし、美大に通う筆者自身もそう言われたことが多々あります。

 

では、実際はどうなのか?イメージはあっているのか??

筆者の経験をもとに美大生側の意見・真の姿について解説できればと思います。

美大=絵じゃない

美術予備校に通い始めた頃のことなのですが…

よく級友から「今日もお絵かき教室行くのかー?」などとからかわれたり、

「美大行ったらずっと絵描くのか?」と部活の顧問に少し心配されたりもしました。一般大学を目指す級友からしてみれば予備校に行って絵を描くことは遊びに思えたのでしょうが…しかし、顧問の発言には異を唱えたいです。

彫刻や工芸だってありますし、「美術」にはもっともっと多岐にわたる分野があるのです。絵だって油絵だけではありません。理系の学生が全員化学をやるわけではないように、私たち皆が絵を描いているわけではないのです。

“デザイン”も立派な美術の分野!

美大にはデザイン系もちゃんとあります。やはり美術ととなると(ファイン)アートを連想しがちですが、グラフィックデザインやプロダクトデザイン、建築デザインも立派な美術ですよ。

 

変人ばかりじゃない!美大生の多くは意外にシャイ

「美大生」と聞くと「変な人」を想像するかもしれません。そういう人もいます。髪の毛の色がすごかったり、いつも決まった(それも変な)格好をしている人。

けれどそういった方はごく稀です。殆どの人は割と控えめな格好をしています。

しかし、ほとんどの美大生に共通して言えるのは

「どんな世界観やものが好きなのか」を持っています。言い換えると「自分の世界を持っている」といった感じでしょうか。殆どの人は、そういった自身の世界観を作品で発散しています。

それじゃ間に合わないといわゆる変な人になってしまうのではないでしょうか。

課題、制作、展示…美大生の毎日は大忙し

もちろん人にもよりますが、多忙な方が多い印象です。

課題が二つ三つ並行していて、一つ一つ手を抜かずに製作をするとなるとなかなか忙しくなります。

それに加えて自主制作や、展示に向けて新しい作品を作ろうとなると、睡眠時間を削って製作に及ぶなんてこともあります。

好きなことばかりやって楽しそう…と思われがちですが、自分の好きなことだからこそあれこれやることを増やしてまうわけです。

美大の日常は普通?変?

いかがでしたか?今回は美大の実情のほんの一部をお伝えしました。

縁のない人にはとことん縁のない、美大芸大の世界。

意外と普通だったり、少しずれていたり。

そんな美大の毎日についてこれからもご紹介できればと思います。

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