2016/02/19
アート/Art

0から学ぶ西洋美術史シリーズ~ゴシック芸術~

ゴシック美術

西洋美術史には様々なジャンルがあります。 例えば、比較的有名なギリシア美術から、マイナーなマニエスリム美術まで。 今回は、みなさんが『ゴシック調』という言葉でよく聞く、『ゴシック芸術』について簡単に学びましょう。

ゴシックとはそもそもなに??

ポピュラーに使われている『ゴシック』の意味は、例えば、闇、廃墟、退廃的といった、暗いイメージを表す言葉ですが、本来のゴシックという言葉自体が、『ゴート人の、ゴート風の』といった意味で、ヨーロッパ北方にあるゴート人の建築物が由来となっています。始めは、ゴシックの言葉自体が侮蔑的な意味がありましたが、時間が経つにつれて、中世風の様式を表すようになりました。

このように、『ゴシック』の定義の由来自体がしっかりしたものではないので、このような巷にあふれているポピュラーな表現とは必ずしも一致せず、様々な意味があり、曖昧です。

フランドル派の画家が描いたゴシック聖堂の内部

Image via wikipedia

ゴシック建築

ゴシック美術の由来自体となった、ゴシック建築について有名な建築物をいくつか見てみましょう。

フランス・パリのノートルダム大聖堂

Image via wikipedia

一番有名なのは、おそらくフランスのパリにある『ノートルダム大聖堂』です。司教の『モーリス・ド・シュリ』により、1163年に建築物の着工が始まり、最終的に現在の状態の建築物が完成したのは、1250年で、実に87年もかかっています。

ドイツ・ケルンのケルン大聖堂

Image via wikipedia

ドイツのケルンにある『ケルン大聖堂』も凄く有名です。このケルン大聖堂には正式名称があり、『ザンクト・ペーター・ウント・マリア大聖堂』と言います。

ゴシック様式の建築物としては世界最大であり、ローマ・カトリック教会のミサがおこなわれています。現在の『ケルン大聖堂』は三代目で、600年以上かけられて、1880年に完成しました。

 

 

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