2016/03/04
デザイン/Design

【第1回】東大は建築家で楽しむ!キャンパスで有名建築家ツアー

東大といえば…

このに月には国立二次試験が行われ、合格発表も間近!そんな受験生たちが目指す大学の一つに東京大学がありますが、東大といえば、皆さんはどんな建物を思い浮かべますか?赤門?安田講堂?古い建築がたくさんあるんだよね?そんな風に思っていませんか?

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実は東大には、今、世界で活躍する有名建築家が設計した建築がたくさんあるんです!一緒にその見どころをめぐってみましょう。第1回は、1970年代、80年代の作品をご紹介します。

 

丹下健三『本部棟』(1979年)

本郷キャンパスの南端、龍岡門を入ったところにある地上12階建ての高層建造物です。1970年代までは、東大構内では安田講堂よりも高い建造物は自粛される雰囲気があったため、1979年に竣工した本部棟は非常に例外的な存在でした。

丹下健三

設計者の丹下健三は、1938年に東大の建築学科を卒業し、第二子世界大戦後の復興から高度経済成長期にかけて活躍した日本を代表する建築家です。

デザインの特徴は、モダニズムを基本として、東京都庁(1991)や代々木第一体育館(1964)といった垂直方向の力強い男性的な印象を受ける作品が多く、本部棟にもその特徴を感じることができます。

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前川國男『山上会館』(1986年)

前述の丹下健三の師匠であった前川國男による設計。東京大学創立100周年記念事業の一環として、三四郎池畔の山上会議所跡地に建設されました。山上会館は、前川最晩年の作品で、1986年6月に81歳で亡くなる直前の遺作と言ってもよいでしょう。

前川國男

設計者の前川國男は、1928年に東大建築学科を卒業し、モダニズムの父と言われるル・コルビュジェやアントニー・レーモンドに師事して、日本に近代建築を根付かせるために活躍した建築家です。

代表作には、近代舞踊やオペラの教育・上演を通して日本における西洋舞台芸術を支えた上野の東京文化会館(1961)や丸の内エリアの高層ビルの先駆けとなった東京海上日動ビルディング本館(1974)があります。

 

デザインは、近代建築の原則である、ラーメン構造や機能主義、ピロティといった特徴を踏襲しながらも、人間的なスケール感と土着的な温かみのある印象を意識したものになっています。

自邸も!

江戸東京たてもの園では、前川國男の自邸も見学することができるんですよ。

週末に少し足を伸ばしてみるのもいいかもしれませんね。今回はここまで。次回も知られざるキャンパス建築の魅力をお届けします!

 

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