2016/03/08
アート/Art

漫画を作るって難しい!内容から読み取る作者の工夫

日本の重要な文化『マンガ』の裏側

今や日本の代表文化となった漫画ですが絵や話作りさえ学べば誰でも描けそう……なんて思う人は結構いるはず。

でも、実はそれ以外にも気をつけることが沢山あって漫画って作るのが難しいんです。それはどんなことなんでしょうか。

コマ割りの間と妙

漫画Photo credit: Alipyon via VisualHunt / CC BY-ND

漫画家の個性を表すものの一つがコマ割りです。リズム、テンポ又は間を表すようなコマや場面の切り替えとしてのコマなど一つ一つが意味をもつような様々な使われ方をされています。ただの四角の枠とされない背景にはその場の情景を作者がイメージした通りに伝えたいという思いが込められています。漫画を作ることに慣れていない方はまずコマの整理に苦労するでしょう。四角い枠を通して思い描いた世界を伝えるのはかなり高度なことなんです。

ちなみに石ノ森章太郎など昔の作家には現代には感じられない挑戦的なコマ割りページなどが多く見られその当時の工夫にかける情熱を垣間見ることが出来ますよ。

絵柄について

100 Clowns: Cultural Revolution Poster 1968 - 漫画刊  百丑图 (红卫兵上海红捍卫东风编辑部编列)
Photo credit: citizenoftheworld via Visual Hunt / CC BY-NC

漫画の難しさにおいて次に挙げるのは絵柄。美麗でもあまり動きがない絵ばかりが続くとその絵にあったお話しか出来ません。例え狭い範囲の話だとしても思考を動かしたりなど読者が飽きないように何かしらの抑揚が必要です。絵柄を崩すことも時には求められます。

一枚絵は描けるけど漫画は描けないという方はこの辺の強弱、緩急をイメージ出来ていない場合が多いんです。

作者の理想と人気と路線

一日漫画喫茶1Photo credit: naotakem via Visualhunt.com / CC BY

難しさの所以はそれだけではありません。やはり人が読んで成立するものなので
注目されるような人気を得る事が大事です。そのためには世の中の共感を拾うような展開にする必要があります。

その反応は雑誌のアンケートやそれに相応する感想といったシステムで知られますが受けが悪ければ路線変更も止むをえないでしょう。

ギャグ漫画がバトル漫画に変わるような大きな路線変更は本来の作者の意図とはいえなく読者と作者の関係が近しい漫画だから起こり得ることだといえますね。読者のニーズに応える難しさがそこには感じられます。

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