2016/03/10
デザイン/Design

【第2回】東大は建築家で楽しむ!キャンパスで有名建築家ツアー

東大といえば…

東大といえば、皆さんはどんな建物を思い浮かべますか?「赤門?安田講堂?古い建築がたくさんあるんだよね?」そんな風に思っていませんか?

実は東大には今、世界で活躍する有名建築家が設計した建築がたくさんあるんです!一緒にその見どころをめぐってみましょう。

第2回のテーマは「コンクリート」

第2回で案内するのは、2000年代に建てられた建物です。伝統的な建物が多く立ち並ぶ東大構内の中でも、異彩を放つ現代的な作品をご紹介します。

安藤忠雄『福武ホール』(2008年)

赤門を入ってすぐ左手に進むとコンクリート打ちっ放しの壁が印象的な細長い建築が現れます。これが福武ホールです。ベネッセコーポレーションの代表取締役である福武總一郎の寄付に基づいて建設されたため、その名がつけられました。

ちなみに東大構内には、『福武ホール』のように出資者の名前を冠した建物が他にもいくつかあります。例えば、東大で最も有名な建物と言ってもいい『安田講堂』もそうなんですよ。

何に使われている建物なの?

普段は学生が作業をするコモンズスペースとして使われています。地下には教室の他に大きなホールもあり、講演会やワークショップなどが行われています。

何かに似ている…?

実はこの建築、とある日本の伝統建築をモチーフにしてデザインされたものなんです。わかりますか……?ヒントは、京都にある国宝建築の一つ、仏像がたくさん並んでいる、「通し矢」という江戸時代以来の競技が行われる

正解は……そう、『三十三間堂』です!

当たりましたか?

 地下に続く大階段!

下を覗き込むと地下二階まで深く続く大階段が!地上部分を2階建てに低く平らに抑え、地下に空間を作り出すことで、周囲を取り囲む木々の緑との景観的調和を図るように工夫されているのだそうです。

 設計者 安藤忠雄

設計者の安藤忠雄は、大阪府出身の建築家で1997年に東京大学建築学科の教授に就任し、退官後の現在は特別栄誉教授になっています。建築家として名をはせる前は、過去にプロボクサーであったという異色の経歴を持つことでも知られています。

デザインの特徴は、なんと言っても打ちっ放しのコンクリートで、シンプルながらディディールにこだわった作品が評価されています。

瀬戸内のアート空間にも!

住宅から記念的建築まで幅広いジャンルの作品を手掛けており、世界中に作品があります。ここでは『福武ホール』に絡めて、ベネッセと所縁が深い建築を紹介しましょう。近年、瀬戸内芸術祭で注目を集めている香川県直島の『ベネッセハウスミュージアム』(1992)『李禹煥美術館』(2010)といった美術館建築です。動線計画など、かなり綿密に練られていて、ここでしか味わえない空間体験ができます。

2016年は3年に一度の瀬戸内芸術祭が開催される年なので、それを機に尋ねてみてもいいかもしれませんね。

関連Webサイトはこちら

瀬戸内国際芸術祭 ホームページ

福武ホール 概要

 

今回はここまで。次回も知られざるキャンパス建築の魅力をお届けします!お楽しみに!

 

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