2016/05/11
カルチャー/Culture

図書室のあの本が映画化!『ルドルフとイッパイアッテナ』

小学校の図書室にあったあの本

人相(猫相?)の悪い大きな黒猫と、それをみつめる小さな猫。小学校か、幼稚園か、はたまた中学校か、どこかの図書室で必ず目にしたことがある児童文学、『ルドルフとイッパイアッテナ』。1987年に出版され、一度NHKによってアニメ化もされたこの普及の名作が、世に出てから30年たって、現代の技術を駆使した劇場アニメとして映画化される。主人公の二人、ルドルフとイッパイアッテナを井上真央、鈴木亮平が演じるのをはじめとして、大塚明夫や水樹奈々といった著名な声優、八嶋智人や古田新太のようなタレントなど、豪華キャストでの劇場化に、期待が高まるところである。監督も『ポケットモンスター』シリーズの劇場作品を長年務める湯山邦彦と、3DCGの大家榊原幹典が就く万全の態勢をとっている。

その美麗なグラフィックに注目

というと、期待とともに一抹の不安を感じることも多い。つい最近『ドラゴンボールエボリューション』の脚本家が世界中のドラゴンボールファンに謝罪したことで物議をかもしたが、この作品に限って、その心配はないだろう。元の作品が短く、無理に時間を切り詰めるための重要なシーンのカットなどが発生しないであろうことが予想されるし、脚本家は『妖怪ウォッチ』『宇宙兄弟』といった大ヒット作を手掛けた加藤陽一だからだ。そしてこの映画のグラフィックは、間違いなく一見の価値あるものである。最近劇場で予告編を見た方ならわかるかもしれないが、日本の日常風景を違和感なく描くという、とても簡単なように見えて、実は中々に難易度の高いことを見事にやってのけている。夜の人気がない神社、活気あふれる高速道路、昼間の静かな住宅街といった、何気ない風景が滑らかにアニメの世界に落とし込まれている様には、必ず引き込まれることになるだろう。

映画は8月に全国TOHO系で公開される。

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