2017/05/03
アート/Art

休日は親子で美術館へ!子ども向けアートワークショップまとめ

休日は親子で美術館へ!子ども向けアートワークショップまとめ

 

「うちの子も大きくなってきたし、そろそろ美術館でも静かにできるかな、、?」

「一緒に美術館に行きたい」「子どもにアートを教えたい」でも正直、「どの美術館に行くのが正解?」「どんな展示に行けば良いの?」「自分自身、アートについてよくわからない・・・」と悩まれる親御さんは結構多いのではないでしょうか?

家の近くに子ども向けのワークショップや、教育普及活動に熱心な美術館があれば一番良いのですが、全ての美術館がそうした活動に熱心という訳ではありません。美術館や展示によっては「美術館は静かに作品を見ていないといけない場所だ」という暗黙の了解によって入りづらく感じてしまい、「うちの子には我慢できないかな、、」と断念してしまうこともあるのではないでしょうか。

もちろんアートは大人だけのものではありません。しかし全ての展示が子ども向けとは限らないのです。

そうした展示に、無理に子どもを連れていっても子どもは楽しんでくれないし、子どもが少しでも騒いだら周りの大人も良い顔をしません。筆者も美術館でそういう気まずい場面をたまーに目撃します。

それじゃあせっかく来たのに親子揃って楽しくない。そんな失敗をすればお子さんも美術館に対して嫌な思い出ができてしまいます。

そうならないために、初めて親子で行く美術館は間違えて欲しくない!

そんな思いから、今回は「親子で行って欲しい美術館」とそれぞれの施設が独自に提供している「子ども向けワークショップ」「教育普及活動」についてご紹介します!

東京都美術館

Photo credit: wongwt via Visual hunt /  CC BY-SA

Photo credit: wongwt via Visual hunt / CC BY-SA


「とびらボード」

 

美術館で実際にこのボードを下げてお絵かきしている子どもの姿を見たことがある方もいるのではないでしょうか?

東京都美術館では中学生までの子どもを対象に、磁気式のお絵かきボードを配布しています。

作品を見ながら自分で好きにお絵かきができるので、このお絵かきボードをきっかけに子どもたちも作品を集中して見ることができます

何度も描いたり消したりができますし、服も汚れないので、子どもに「作品を静かに鑑賞する習慣を身につけて欲しい」「じっくり作品を見て、鑑賞できるようになってもらいたい」といった親御さんの要望にも沿ったアイテムではないでしょうか?

これをきっかけにお家でもお絵かきや工作をしたり、物を「見る」力が身につきそうですね!

「とびらボード」に描いた絵は、ポストカードにして持ち帰ることができるワークショップ「とびらボードでGO!」も開催しているので、詳しくはホームページをご覧下さい!

 

「Museum Start あいうえの」

 

東京都美術館東京芸術大学がタッグを組んで運営する教育普及活動チーム

上野にある9つの文化施設[上野の森美術館、恩賜上野動物園、国立科学博物館、国立国会図書館国際子ども図書館、国立西洋美術館、東京国立博物館]が共に子どものミュージアム・デビューを支援し、独自の教育プログラムを提供しています。

全プログラムが「子ども無料」(小学1年〜高校3年生が対象)となっており、ミュージアム・ツアーワークショップを開催しています。

 

動物園に科学館、図書館、美術館、博物館、と。どれを子どもが選んで取り組んでいくか、選択の幅が広いのは複数の文化施設が集まる上野ならではの魅力ですね!

親や学芸員、学生、たくさんの人と関わりながら子どもの文化教育をしていけるのは多くの親御さんにとって心強いのではないでしょうか?

 

東京都美術館 

 http://www.tobikan.jp/

【住所】 東京都台東区上野公園8-36

【アクセス】 

 上野モノレール 上野動物園東園駅から290m

 上野モノレール 上野動物園西園駅から430m

 JR高崎線 上野駅から530m

【営業時間】 9:30~17:30

【定休日】 毎月第1、第3月曜日(祝日・振替休日の場合は翌日)

【お問い合わせ】 03-3823-6921

 

託児サービス:あり○(主に展覧会会期中の土日)

授乳室・おむつ替えスペース:あり○

ベビーカー貸し出し:あり○

 

森美術館

Photo credit: darapo via Visualhunt /  CC BY-NC-ND

Photo credit: darapo via Visualhunt / CC BY-NC-ND

 

おやこでアート「ファミリーアワー」

森美術館では開館前の美術館を、小さいお子様(0歳〜6歳が対象)連れのお父さんお母さん、現在妊娠中のプレママ向けに貸切オープンしています

通常と同じ入場料で、周りを気にすることなく子どもとゆっくり作品鑑賞ができます。

パパ友、ママ友を作るきっかけにもなるかも。

「休日はちょっと早起きして親子で美術館」するには最適な場所かもしれませんね!

展示によっては美術館スタッフによる作品解説もあり。とさらにお得です。


「キッズ・ワークショップ」

開催中の展示に合わせた子ども向けワークショップも開催されています。

中には世界的に有名なアーティストが手がけるワークショップも!

ワークショップを通じて子どもの意外な一面を発見したり、新しい友達ができたり。成長の場としてこのチャンスは逃したくないですね。

今でこそこういったワークショップも当たり前になって来ましたが、ちょっと昔に遡れば考えられないことです。

きっと親子で楽しめること間違いなしです!

 

現在開催中の「N・S・ハルシャ展:チャーミングな旅」では、こんなワークショップが開催されました。↓

キッズ・ワークショップ「フューチャー:未来の夢」「ナイト・ジャーニー:夜への旅」

http://www.mori.art.museum/contents/n_s_harsha/event.html

 

 

森美術館ならではの充実した教育プログラムにこれからも目が離せませんね!

森美術館

 http://www.mori.art.museum/

【住所】 東京都港区六本木6丁目10−1 六本木ヒルズタワー53F

【営業時間】 10:00~22:00、火曜日のみ10:00~17:00

【定休日】

 常設展示がないため、企画展の開催会期以外は閉館している場合あり。詳しくはHPにて。

【お問い合わせ】 03-5777-8600

 

託児サービス:六本木ヒルズ内にあり

授乳室・おむつ替えスペース:六本木ヒルズ内にあり

ベビーカー貸し出し:あり○

 

国立新美術館

Photo credit: jun560 via VisualHunt /  CC BY-NC-ND

Photo credit: jun560 via VisualHunt / CC BY-NC-ND

 

国立新美術館でも定期的にワークショップが開催されています。

子ども向けのものから全年齢対象のものまで、ジャンルも専門的な分野を学べるものから子ども向けの体験型のものと幅広くあるので、興味のあるワークショップがあったらぜひ参加してみてください!

展示に合わせて様々なジャンルの専門家アーティストが講師として参加していたり、工作系のワークショップもあるので子どもと、いつもとはちょっと違った美術館体験を始めるにはちょうど良いのではないでしょうか?

過去に開催されたワークショップはこちら!↓

国立新美術館「アーティスト・ワークショップ」

http://www.nact.jp/education/workshop/

 

出典:国立新美術館

出典:www.nact.jp

 

国立新美術館

 http://www.nact.jp/

【住所】 東京都港区六本木7丁目22−2

【アクセス】 東京メトロ千代田線 乃木坂駅から160m

       都営大江戸線 六本木駅から480m

       東京メトロ日比谷線 六本木駅から520m

       東京メトロ銀座線 青山一丁目駅から870m

【営業時間】 10:00~18:00

【定休日】

 火曜日(火曜日が祝日または振替休日に当たる場合は、翌平日が休館)、年末年始

【お問い合わせ】 03-5777-8600

 

託児サービス:あり○(原則毎月第2木曜・第3日曜、および第4月曜)

授乳室・おむつ替えスペース:あり○

ベビーカー貸し出し:あり○

 

世田谷美術館

 

Photo credit: skidsk via Visualhunt /  CC BY-NC-ND

Photo credit: skidsk via Visualhunt / CC BY-NC-ND

 

「キッズイベント」

開催中の展示に合わせたワークショップや、コンサート読み聞かせといった、子ども向けイベントを行っています。

「100円ワークショップ」では展示ごとに合わせた簡単な工作ができ、作ったものを持ち帰ることができるので、親子で美術館に来た方はぜひ参加してみてください!

 

世田谷美術館では現在、子ども向けの企画展が開催されています!↓

「エリック・カール展」 http://ericcarle2017-18.com/

https://ehon-kibun.com/wp-content/uploads/2017/01/eric-carle_exhi03.jpg

出典:「エリック・カール展」ポスター

 

絵本『はらぺこあおむし』で知られるエリック・カール。

親子で楽しめること間違いなしの展示です!

 

エリック・カール展に合わせて開催されているキッズイベントはこちら↓

キッズイベント「エリック・カール展」関連企画

https://www.setagayaartmuseum.or.jp/event/kids.html

 

世田谷美術館は砧公園の中にあるので、美術館に行ったら今度は外で遊んだり、親子で一日中遊べます。

公園の中は自然豊かで広い芝生スペースもあるので、天気の良い日にはお弁当を持っていくのも良いですね!

駐車場も広いので、休日にぜひご家族でお出かけください。

Photo credit: tarawo via Visual Hunt /  CC BY-NC-SA

Photo credit: tarawo via Visual Hunt / CC BY-NC-SA

 

世田谷美術館

 https://www.setagayaartmuseum.or.jp/

【住所】 東京都世田谷区砧公園1-2

【アクセス】 東急田園都市線「用賀」駅から美術館行バス「美術館」下車 徒歩3分

       「用賀」駅より徒歩17分

【営業時間】 10:00~18:00

【定休日】

 月曜日(祝休日の時はその翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)

【お問い合わせ】 03-3415-6011

 

託児サービス:なし

授乳室・おむつ替えスペース:あり○

ベビーカー貸し出し:あり○

 

横浜美術館

 

Photo credit: shibainu via Visualhunt.com /  CC BY

Photo credit: shibainu via Visualhunt.com / CC BY

 

子どものアトリエ「親子のフリーゾーン」

横浜美術館は「子どものアトリエ」という館内に子どもの工作のための広いスペースを提供しています。

毎週日曜日「親子のフリーゾーン」としてこのスペースを解放。12歳以下の子どもを対象として、子どもたちが自主的に「つくる」ための場として、「ねんど」「えのぐ」「かみ」の3つの素材ごとに分かれたスペースで親子で自由に工作することができます。

朝10時からこのイベントを楽しみに並ぶ親子で長蛇の列ができています。以前は当日参加が可能でしたが、近年アトリエに通う親子が急増!2016年からは事前の申込が必要になりました。

それだけこのアトリエを気に入って通い続けるお子さんが多いということですね。横浜美術館では、12歳以上の子どもから大人まで、あらゆる年代の人が、横浜市在住の方に限らず利用できる市民のアトリエも」開設しており、定期的なワークショップ、専門的な絵画、立体等のオープンスタジオを開催しているので、大人の休日の趣味にももってこいの場所なんです!

 

「えのぐのコーナー」

「えのぐのコーナー」は建物内の広い中庭にあり、晴天の日には太陽の下で思いっきりお絵かきができます!

自由にお絵かきができる大きな紙が中庭中に貼ってあったり、建物のガラスに直接絵を描いたり、色水を作って飾ったり、どこを汚しても大丈夫!

お家ではできないようなことがたくさんできるスペースなので、子どもにとっては絶対楽しい場所だと思います。

 

子どものアトリエ「ワークショップ」

子どものアトリエでは、様々なテーマでワークショップを開催しています。

幼稚園・保育園の年長さんから小学校高学年まで、年齢に合わせた講座があるので選びやすく、子どもの成長に合わせた内容を選択できます。

長期的な美術教育を理念としている横浜美術館ならではの特徴ではないかと思います。

ここから未来の「アーティスト」が生まれる可能性も高いのでは!?

「子どものアトリエ」の詳細はこちら↓

横浜美術館「子どものアトリエ」

http://yokohama.art.museum/education/children/index.html

 

横浜美術館

 http://yokohama.art.museum/

【住所】 神奈川県横浜市西区みなとみらい3丁目4番1号 

【アクセス】

 みなとみらい線(東急東横線直通)「みなとみらい」駅〈3番出口〉から、マークイズみなとみらい〈グラン ドガレリア〉経由徒歩3分、または〈マークイズ連絡口〉(10時~)から徒歩5分。

 JR(京浜東北・根岸線)・横浜市営地下鉄「桜木町」駅から〈動く歩道〉を利用、徒歩10分。

【営業時間】 10:00~18:00

【定休日】

 木曜日、年末年始(12月29日~1月3日)

【お問い合わせ】 045-221-0300

 

託児サービス:あり○(実施期間は展示により異なる)

授乳室・おむつ替えスペース:あり○

ベビーカー貸し出し:あり○

まとめ

以上。「休日に子どもと訪れたい美術館まとめ」でした。今回は5つの美術館に絞ってご紹介しました。

他にもオススメしたい美術館はたくさんありますが、現在改装工事のため休館中。。ということで、

現在開館中の美術館から、これからのゴールデンウィーク、そして夏休みといった休日の機会にぜひ親子で訪れてほしい美術館を厳選しました。

いかがでしたでしょうか?

様々なワークショップをご紹介してきましたが、きっとどれもお子さんの創造力を高めてくれる体験になると思います。

筆者も今回ご紹介したような美術館の教育活動によって、美術館が子どもにとって「ちょっと行きづらい場所」から「楽しい場所」「自由な場所」になっていくことを期待しています!

この記事がお子様の美術館デビューの一助になれば幸いです^^

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