2017/05/11
アート/Art

江戸時代にタイムスリップ!日本の文化を学べる博物館まとめ

江戸時代にタイムスリップ!日本の文化を学べる博物館まとめ

Photo credit: kendo_ via Visual hunt /  CC BY-NC-ND

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2020年東京オリンピック、その宣伝映像が昨年話題になりましたが、日本に訪れる外国人観光客も年々増加、国内外で再評価の熱が高まっています。

日本の独自の文化は昔から世界的に評価されており、パリ万博以降に流行した“ジャポニスム”など、日本の文化様式が海外の文化にも大きな影響を与えてきました。「茶の湯」「生け花」「石庭」といった侘び寂び文化や、「浮世絵」「歌舞伎」「芸者」「忍者」「サムライ」「相撲」といったいわゆる日本文化から、現在では「アニメ」「オタク」「漫画」といった萌え文化など、若者を中心にポップカルチャーの面でも評価されています。

そんな中、こと昔の日本を感じさせる観光スポットとしては京都の人気の方が断然高く、京都観光を大きな目的として来日する外国人も少なくありません。戦争時に消失してしまったことが大きな要因ですが、そんな中で今もなお「江戸文化」が残る場所として浅草の浅草寺、両国の国技館歌舞伎座、上野の不忍池、葛飾区の亀有柴又隅田川といった観光スポットが台東区を中心に多くあります。

今回はそんな「江戸文化」もっと触れたい!

といった方にぜひ訪れてほしい博物館を今回は3つご紹介したいと思います。

 

”日本の歴史と文化が学べる”国内最大級の博物館

江戸東京博物館

Photo credit: NelC via VisualHunt.com /  CC BY-NC-ND

Photo credit: NelC via VisualHunt.com / CC BY-NC-ND

江戸東京博物館は江戸時代の暮らしと文化、日本の歴史と文化を発信するために1993年に開設された博物館。

場所は両国駅の目の前、国技館に隣接しています。

昔の高床式倉庫をイメージした特徴的な建物で、非常に広い展示室と充実した資料を持っています。

外国人に江戸の文化を紹介したいなら、浅草寺歌舞伎座と並んでぜひ紹介して欲しい場所の1つです。

[見どころ1]日本橋をなんと”実物大で再現”!!

Photo credit: 雷太 via Visual Hunt /  CC BY

Photo credit: 雷太 via Visual Hunt / CC BY

常設展の会場に入って一番に目に飛び込むのはこの巨大な橋

展示室に本物の橋が出現するなんて普通では考えられないですよね。

そうこれは江戸時代の日本橋

木造の日本橋を渡れるのは国内でもここだけです。

入った瞬間からもうアトラクション感満載の展示です。

[見どころ2]巨大ジオラマ

Photo credit: takuhitofujita via VisualHunt /  CC BY-NC-ND

Photo credit: takuhitofujita via VisualHunt / CC BY-NC-ND

実物大の日本橋を渡ったと思ったら今度はジオラマの日本橋が出現。

江戸時代の街並みや生活がとーっても細かく再現されています。

ジオラマ自体も大きいのですが、双眼鏡で人間の表情を見ていくとどれもみんな違う表情!そして一人一人の身分や、物語がありそうなシーンなど、本当に細かい人々の生活が感じられます。

もはや“芸術の域”。この博物館の一番の見どころといっても過言ではありません。

[見どころ3]”江戸時代の様子を忠実に再現”したセットの数々

Photo credit: yuco via VisualHunt.com /  CC BY-SA

Photo credit: yuco via VisualHunt.com / CC BY-SA

江戸東京博物館には紹介するその時代ごとに実物大のセットを展示しています。

昔の長屋商店寺子屋、寿司や蕎麦の屋台歌舞伎小屋など、建物だけでなく小道具や職人、役者姿の人形を展示しながらその当時の様子を詳細に紹介しています。

中には実際に建物の中に入ったり、実際に人力車に乗れたりもします。

初めて行く人は誰もがその室内とは思えない展示の規模にきっと驚かれると思います。

江戸東京博物館

https://www.edo-tokyo-museum.or.jp

所在地:〒130-0015 東京都墨田区横網1-4-1

入場料:一般600円、大学生/専門学校生480円、高校・中学生300円、(都内在学、在住の)小・中学生/未修学児童は無料

開館時間:9:30~17:30 (土曜日は9:30~19:30)入館は閉館の30分前まで

休館日:毎週月曜日(月曜が祝日または振替休日の場合はその翌日)、年末年始

アクセス:JR総武線 両国駅西口下車 徒歩3分、東口下車 徒歩7分

都営地下鉄大江戸線 両国駅(江戸東京博物館前) A3・A4出口 徒歩1分

都バス錦27・両28・門33系統、

墨田区内循環バス「すみだ百景すみまるくん・すみりんちゃん(南部ルート)」  

「都営両国駅前(江戸東京博物館前)」下車、徒歩3分

お問い合わせ:03-3626-9974

 

知ってた?上野の穴場博物館

下町風俗資料館

Photo credit: Kentaro Ohno via Visualhunt.com /  CC BY

Photo credit: Kentaro Ohno via Visualhunt.com / CC BY

下町風俗資料館は”戦火によって消失、またその後の復興、経済の発展によって更に失われてゆく下町文化を残したい”という人々の強い思いから生まれた博物館です。

場所は上野の不忍湖畔。京成上野駅の南側にあります。

[見どころ1]”誰もが一度は持つあの夢”が実現・・・!?

“一度で良いから銭湯の番頭台に座ってみたい…!!”

実はその夢が下町風俗資料館で叶ってしまうんです。

館内には台東区内で実際にあった銭湯の一角を展示しており、その中に入って見ることが可能となっています。

きっと誰もが一度はやってみたいと思ったことがあるのでは無いでしょうか?ぜひ足を運んであの夢を叶えてください!

[見どころ2]”季節の移り変わり”と”風物詩”を楽しむ

館内の展示は季節によって模様替えが行われます。

端午の節句や七夕、十五夜やお正月に合わせた小道具、資料が入れ替わり、その季節ごとに移り変わる当時の暮らしを知ることができます。

今は季節や行事に合わせた生活や慣習も少なくなってきました。

昔の人はもっと季節の移ろいや地域の繋がりとしての行事、お祭りを大事にしていたのでは無いでしょうか。

昔を知る意味でも、こちらはぜひお子様を連れて見て頂きたい展示です。

[見どころ3]”職人の技”を見る!学ぶ!

下町風俗資料館では、染色木版仏像彫刻紙芝居といった、伝統工芸の職人さんが目の前でその技を披露してくれる実演展示が開催されています。

普段こういった職人さんと触れ合う機会はなかなか無いですよね。

展示物だけでなく、こうした昔の手仕事や、技術を学べるのもおすすめするポイントです。

 

実はこの博物館、入場料は大人も子どもも全て“無料”なんです!

上野は国立西洋美術館、東京国立博物館、国立科学博物館といった名だたる施設が集中していますが、実はこんな穴場スポットもあるんです。

上野で時間が余った時などはぜひとも訪れてみてください!

 

下町風俗資料館

http://www.taitocity.net/zaidan/shitamachi/

所在地:〒110-0007台東区上野公園2番1号

入場料:無料

開館時間:午前9時30分~午後4時30分

休館日:月曜日(祝日と重なる場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)

アクセス:JR上野駅(不忍口)から徒歩5分、京成上野駅から徒歩3分、地下鉄千代田線湯島駅から徒歩5分、地下鉄銀座線、日比谷線上野駅から徒歩5分、都営大江戸線上野御徒町駅から徒歩5分、地下鉄銀座線上野広小路駅から徒歩5分

お問い合わせ:03-3823-4408

 

もはや再現率100%!!?

深川江戸資料館

Photo credit: craran via Visualhunt /  CC BY-NC-SA

Photo credit: craran via Visualhunt / CC BY-NC-SA

先にご紹介した2つの博物館。その2つを上回る江戸時代の再現率を誇るのがこの深川江戸資料館

あくまでも筆者の実感ですが、“この博物館を上回る再現セットは他に無いのでは…?”と思ってしまうくらいすごいです。

その理由も下でご紹介させて頂きます。

この博物館は落語などを上演するための小劇場を併設しており、展示と一緒に演芸も楽しめちゃう、お得な博物館です。

博物館の周りもどこか下町風情の残る風景が広がっていますので、博物館を訪れる際にはぜひ深川周辺も散歩されてみてはいかがでしょうか。

面白いお店が急に現れたり、あとは“深川めし”を堪能したり、すぐ近くには“清澄庭園”もありますのでそちらもおすすめです。

[見どころ1]江戸時代の”音”まで再現!?風景の移り変わりが楽しめる博物館

Photo credit: loveberry via Visual hunt /  CC BY-NC-ND

Photo credit: loveberry via Visual hunt / CC BY-NC-ND

深川江戸資料館のすごいところは館内に朝と昼と夜が来るところ。

館内の照明を調節して朝の眩しい光から夕暮れ、それからに到るまでの町の情景がリアルに再現されています。

また、そこに住む町人の声足音猫の鳴き声蝉の鳴き声二八蕎麦の掛け声など、生活音も流れており、本当にそこで誰かが生活しているのでは無いかと思ってしまうくらいのクオリティーで再現されています。

長屋の1つ1つの部屋ごとにその部屋に住む人の性別から職業身分生活レベルに到るまで細かい設定を元に部屋の小道具や家具、内装を変えて展示しています。

そのこだわりはもはや展示物としての領域を超えていると言っても良いのでは無いでしょうか。

[見どころ2]当時の暮らしをより詳しく教えてくれるガイドさん

Photo credit: loveberry via VisualHunt.com /  CC BY-NC-ND

Photo credit: loveberry via VisualHunt.com / CC BY-NC-ND

そんなこだわりの詰まった展示を更にこだわりを持って紹介してくれるのがボランティアのガイドさんです。

藍色のお揃いの法被を着たガイドさんが立っており、丁寧に展示や当時の生活について説明してくれます。

この博物館では必要最低限の説明書き以外は全部このガイドさんたちが口頭で展示の説明をしてくれるのです。

ガイドさんそれぞれで個性があったり、思わず話に花が咲いたり、、、博物館なのに思いがけず人との交流ができるという、他の博物館には無いおすすめポイントです。

[見どころ3]”落語””三味線””かっぽれ”etc…江戸時代のエンターテイメントも充実!

深川江戸資料館では併設する小劇場での公演以外に、チケット不要で館内で見られるイベントもいくつか開催されています。落語三味線小唄かっぽれなど、全て入場料のみで見られるイベントです。着物の着付けなどもやってもらえます。

訪れる際にはこちらのイベントもぜひ事前チェックしてみてください。

深川江戸資料館イベント情報

https://www.kcf.or.jp/fukagawa/event/

 

深川江戸資料館

https://www.kcf.or.jp/fukagawa/

所在地:〒135-0021東京都江東区白河1-3-28

入場料:大人(高校生を含む)400円、小・中学生50円

開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日:第2・4月曜日(ただし祝日の場合は開館)、年末年始(12/29~1/3)、臨時休館(設備点検・展示替え等)

アクセス:都営大江戸線・東京メトロ半蔵門線「清澄白河駅」、A3出口より徒歩3分

お問い合わせ:03-3630-8625

 

まとめ

以上、東京で江戸時代の下町文化に触れられる博物館を紹介してきました。

“大江戸博物館は行ったことがあるけど下町風俗博物館や深川江戸資料館に行ったことはまだ無い…”そんな人も多いのでは無いでしょうか。

歴史系の博物館の中でも、その時代にタイムスリップできるようなクオリティの高い博物館はなかなか少ないと思います。

資料として貴重なものもたくさん見れますが、普段科学館や博物館に行かない人でも単純にアトラクションとして楽しめる博物館ですので、ぜひ休日に足を運んだり、外国人観光客や、海外のお友達にオススメの観光スポットを聞かれたら紹介してみてくださいね!

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