2017/06/23

東京造形美大   
   アート    

あの有名アーティストも!東京造形大学の卒業生まとめ

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東京造形大学がどんなところかご存知ですか。

美術に関心がある!

美大受験を考えている!

そんな方なら一度は興味を持ったことがあるのではないでしょうか。

東京造形大学の特徴は、ファインアートよりデザイン系の学科が豊富で、他大学よりも映画、アニメーションといった映像系の分野に長けているところから、映画監督やアニメーション作家が多く生まれているという印象を持っている方も多いかもしれません。

また目前に迫る、2020年東京オリンピック・パラリンピックのロゴデザインをした、野老朝雄さん東京造形大学デザイン学科建築専攻出身のため、多くの注目を集めていることでしょう。

そこで今回は東京造形大学出身の有名アーティストをご紹介します。

 

 

 

東京造形大学はどんなところ?


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東京造形大学(とうきょうぞうけいだいがく、英語: Tokyo Zokei University、)は、東京都八王子市宇津貫町1556に本部を置く日本の私立大学です。1966年に設置された。 美術大学で、日本で初めて「造形」という名称を冠した大学でもあります。

緑に囲まれた丘陵地帯に、工房、アトリエ、美術館などが、専門性を支えるための創造空間として設けられているようです。
設計者・磯崎新氏の“自然景観を活用する”という考え方にもとづき建築されました。


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学科はデザイン学科と美術学科に分かれており、全部で10専攻と幅広くあります。

【デザイン学科】

  • グラフィックデザイン
  • 写真
  • 映画
  • アニメーション
  • メディアデザイン
  • 室内建築
  • インダストリアルデザイン
  • テキスタイルデザイン

【美術学科】

  • 絵画
  • 彫刻


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東京造形大学では、7月には学生ユニットが主体となってコンセプトやテーマを掲げ、ポスターをはじめ学内全体のデザインを企画して「オープンキャンパス」を作りあげられ、10月は「CS祭」(芸術祭)、1月には「ZOKEI展」(卒業研究・卒業制作展)と、製作活動を活発的に行えるイベントも盛りだくさんです。

それでは具体的にどんな人が有名になっているのか、見ていきましょう!

 

東京造形大学の卒業生・有名人一覧

野老朝雄

デザイナー

 

建築,デザインの境界領域で活動を続けるデザイナー。

佐野研二郎さんデザインのロゴの盗作問題によって使用中止となり、野老朝雄さんのデザインが2020年東京オリンピックの新しいロゴとして選ばれました!

野老朝雄さんは1992年 東京造形大学デザイン学科建築専攻を卒業し、イギリス・ロンドンにある私立建築学校AAスクール(Architectural Association School of Architecture)で学びます。

1993年 江頭慎の制作助手、ワークショップアシスタントを勤め、2001年から独学で紋様の制作を始めます。

最近では古舘伊知郎率いる株式会社古舘プロジェクトがオープンしたFABサービス施設「andMade(アンドメイド)」のロゴをデザインするなど、注目度が上がっているデザイナーの一人で、過去の作品にも私たちが日常生活で目にしているものが多くあります。

 

代表作
2020年東京オリンピック・パラリンピックエンブレム

歴史的に世界中で愛され、日本では江戸時代に「市松模様(いちまつもよう)」として広まったチェッカーデザインを、日本の伝統色である藍色で、粋な日本らしさを描いた。
形の異なる3種類の四角形を組み合わせ、国や文化・思想などの違いを示す。違いはあってもそれらを超えてつながり合うデザインに、「多様性と調和」のメッセージを込め、オリンピック・パラリンピックが多様性を認め合い、つながる世界を目指す場であることを表した。

 

PPP magnet

TOKOLO Pattern Magnetは「新日本様式」100選に選ばれています。
唐草模様に似た模様をいろいろな角度で組み合わせることでデザインを構築する作品で、「つなげる」ことをテーマにしたと語っています。何万通りの組み合わせが出来るようです。

 

FRP Ftownビル

2011年には仙台市にある FRP Ftownビルが日本建築仕上げ会の作品賞、学会賞、住宅部門賞を受賞。
これは宮城県仙台市宮城野区榴 岡四丁 目 5 − 21にある飲食店が入っているビルで、野老朝雄さんはこのビルの外壁の部分を担当しています。

 

BAOBAO ISSEYMIYAKE バオバオイッセイミヤケ バッグ

野老朝雄さんのデザインした紋様は、公式サイトからも見ることができます。

 

 

矢口史靖 

監督


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邦画界ではおなじみの矢口監督

『ウォーターボーイズ』の大ヒット以後も、ユニークな作品を次々と発表しています!

東京造形大学在学中、1年先輩の鈴木卓爾に影響を受け、8ミリによる自主映画を撮り始め、1990年に発表した8ミリ長編『雨女』で、ぴあフィルムフェスティバルグランプリを受賞。

PFFスカラシップを獲得し、1993年に16ミリ長編『裸足のピクニック』で劇場監督デビューします。

その後、2001年『ウォーターボーイズ』で第25回日本アカデミー賞には優秀脚本賞、優秀監督賞にノミネート。2004年に発表となった『スウィングガールズ』は、第28回日本アカデミー賞最優秀脚本賞・最優秀音楽賞・最優秀録音賞・最優秀編集賞・話題賞等の5部門を受賞しました。

 

代表作
ウォーターボーイズ (2001年)
第25回日本アカデミー賞には優秀脚本賞、優秀監督賞にノミネート。

 

ハッピーフライト (2008年)

出典
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神原 秀夫

プロダクトデザイナーアートディレクター

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日本のプロダクトデザイナー、アートディレクター。

MoMA(ニューヨーク近代美術館)のパーマネントコレクションにも収蔵されている「カドケシ」。そのデザインしたのが神原秀夫氏です。

1978年広島県生まれ。東京造形大学卒業後、TOTO、電通を経て、BARAKAN DESIGN を設立。

プロダクトのみならず、グラフィックやインテリアなど幅広いデザイン領域で活動を展開し、2003年グッドデザイン賞など受賞多数。ニューヨーク近代美術館パーマネントコレクションやD&AD賞、iFデザイン賞など受賞多数しています。

2005年、KOKUYO「カドケシ」がMoMAデザインコレクションに選定。2009年にはKDDI「iida」のケータイ端末「PLY」のデザインも手がけ、脚光と注目を浴びています。

 

代表作
カドケシ


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原形となった作品は、2002年に開催された「コクヨデザインアワード2002」において佳作を受賞。新鮮なアイデアと機能性が評価され、2003年に商品化が実現しました。
この消しゴムの特徴は、なんといっても「カド」が多いこと。その数なんと28個!
用途がわかりやすく誰もが共感できるという、シンプルでありながら創造性の高いコンセプトのもとに生み出された作品です。

発売からわずか1年足らずでミリオンセラーを達成!発売から9年が経ったいまでも「ニューヨーク現代美術館(MoMA)」のミュージアムショップで販売されています。

 

BIGLOBE cocolis


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神原 秀夫さんの公式サイトはこちら

 

 

山村浩二

アニメーション作家

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日本を代表するアニメーション作家。

1987年東京造形大学美術学科を卒業。国際アニメーション映画協会(ASIFA)公認の4大アニメーション映画祭すべてでグランプリを獲得しています。

現在は日本アニメーション協会副会長、ASIFA日本支部理事、ヤマムラアニメーション有限会社代表取締役を勤めるほか、東京藝術大学大学院映像研究科アニメーション専攻教授、東京造形大学客員教授を兼任しています。

大まかな経歴として中学生の頃に読んだアニメーション作家、鈴木伸一のコラムがきっかけで、中学、高校、大学と個人作業でアニメーション作りを始める。
椋尾篁が主宰するアニメ美術制作会社ムクオスタジオへ入社し、
1989年に退社した後にフリーのアニメーション作家としてアニメーション作りに励み、国内外の映画祭に積極的に作品を出品します。

2002年に発表した『頭山』で2003年のアヌシー国際アニメーション映画祭アヌシー・クリスタル賞(最高賞グランプリ)を受賞しています。


代表作
『頭山』(2002年)
アヌシー国際アニメーション映画祭のほか、ザグレブ、広島のアニメーション映画祭でもグランプリを受賞。

 

『カフカ 田舎医者』(2007年)
オタワ国際アニメーション映画祭グランプリ受賞

山村浩二さんの公式サイトはこちら

 

 

山本タカト

画家

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「平成耽美主義」という独特な世界観と画風で知られる画家。

東京造形大学の絵画科に入学するも、抽象画を推奨する指導内容に不満を抱き、イラスト風の絵を描き始め、卒業後も広告、イラストの仕事をするかたわら、自身の世界観を追求していきます。
個展の開催と同時に画集を発表しており、イラストと、ファインアートの境界で活躍しています。

山本タカトは、1983年に東京造形大学絵画学科卒業後、1991年頃から「浮世絵ポップ」と呼ばれる絵画様式を生み出します。

1994年頃には、「浮世絵ポップ」から発展した「平成耽美主義」という様式を生み出し、以降その画風が注目され、銀座を中心に個展を開催。10年間に5冊の画集を刊行している。

 

代表作
画集『ナルシスの祭壇』

『ナルシスの祭壇』は、デビュー作品集『緋色のマニエラ』に続く第二作品集。
端正な美少年と美少女達が中心に、噎せ返るような怪異と退廃の意匠が散りばめられた矩形のキャンバスに繰り広げられる果てしない倒錯世界が描かれています。

 

山本タカトさんの公式サイトはこちら

 

 

田中功起

現代アーティスト映像作家


世界で活躍する現代アーティスト、映像作家。

2013年にはヴェネチアビエンナーレ日本代表に選ばれるなど、今後の活躍が期待されるアーティストです。この方も東京造形大学の客員教授に就任しています。

田中功起は、1998年にウィーン芸術アカデミーに短期留学後、2000年に東京造形大学美術科絵画専攻卒業。2005年 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程修了。

ポーラ美術振興財団の助成を受けパリに滞在し、2009年に文化庁新進芸術家海外研修制度によりロサンゼルスに留学。2013年、ヴェネツィア・ビエンナーレ日本代表に選ばれています。

 

代表作
東京国立近代美術館『一つのプロジェクト、七つの箱と行為、美術館にて』

ビデオとその時に使われた小道具などと一緒に展示されていますが、一見、物置きのような風景です。
設置された映像は、出演者が急ぎばやに作品の前にダンボールを置いていきます。滑稽でありながら運輸関係のドキュメンタリー映像と錯誤する部分もあります。


水戸芸術館『田中功起 共にいることの可能性、その試み』展

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こちらも合わせて読みたい。アート界の前線で活動する気鋭のキュレーター、作家、批評家への問いかけから、「つくること」「みること」「作品」に対する思索を行った、メールのやりとりを記録した本書。現代アートに興味のある方は必読です。

 

 

どいかや

絵本作家


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エッセイも手掛ける絵本作家。

1969年、東京都生まれ。東京造形大学デザイン学科卒。1996年に『チップとチョコのおでかけ』(文溪堂)でデビュー以来、自然や生きものへの愛情に満ちた絵本を数多く発表しています。

代表作『チリとチリリ』(アリス館)は、現在6冊を数える人気シリーズとなりました。また、どいかや特有の色鉛筆や鉛筆を用いた手法の原点は、絵本作家育成講座「あとさき塾」の参加にあるようです。

 

代表作

『チリとチリリ』(アリス館)

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幼い頃、読み聞かせてもらった方も多いのではないでしょうか。チリとチリリが自転車でどこまでも遠く向かうファンタジー作品です。ソース

 

 

『チップとチョコのおでかけ』(文溪堂)

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自身の生活を綴ったエッセイも手掛けています。
『服を10年買わないって決めてみました〜買わずに楽しく絵本作家のシンプルライフ〜』(白泉社)

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ある時、山となった着きれないほどの服を目の前に、途方に暮れてしまったらしく「そうだ。服を10年買わないでみよう」と思いつきで決めたようです。本書内には、どいかやさんの描く優しいタッチのイラストも。

つい先日、この本についてインタビューを受けていて、なんで2年でもなく、5年でもなく、
10年買わないって思ったのか?ってふと考え、思い出したことがあります。
それは、大学生の時の絵本の授業(絵本作家の小野かおるさんの)で年に一度
ゲストで講義をしてくださってた福音館書店の松居直さんが
「(なんにしても)10年続けてごらん」とおっしゃっていたことが、頭の片隅にあったこと。
10年続けてみたら、何かが見えてくるような気がしたのだと思います

どいかやさんの公式サイトはこちら

 

 

貞本 義行

アニメーター漫画家


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日本のアニメーター、漫画家。
山口県徳山市(現・周南市)の出身で、「新世紀エヴァンゲリオン」や「おおかみこども」をはじめ、漫画家としてもアニメーターとしても有名であり人気を博しています。

大学2年次に漫画研究会の後輩の前田真宏に誘われ『超時空要塞マクロス』の原画をアルバイトで担当し、そこで庵野秀明や山賀博之と出会っています。また大学4年次には前田とともにアマチュア自主映画グループ「DAICON FILM」(ガイナックスの前身)に属してSF大会のオープニング・アニメーションの製作などに携わっています。

1984年、大学卒業後にテレコム・アニメーションフィルムへ入社し、テレコムでは原画マンを務めていたが、その後、ガイナックスが劇場アニメ『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(1987年公開)を製作することとなったためガイナックスへと移籍。同作でキャラクターデザインを務めた。以後、「トップをねらえ!」、「ふしぎの海のナディア」など、ガイナックスの中核メンバーとして活躍しました。

また、同人誌でのペンネームにY.S・イレブンなどがあります。

 

代表作

漫画『新世紀エヴェンゲリオン』


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キャラクターデザイン『サマーウォーズ』


ソース

 

デジタル配信用ジャケットデザイン『桜流し』(宇多田ヒカル)


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貞本義行氏が、『桜流し』の配信用ジャケットに宇多田ヒカルのイラストを描き下ろしたもの。
宇多田ヒカル自身、「ヱヴァンゲリヲン」に対する思い入れから新曲を書き下ろしたという。多くの有名人からも彼の作品が愛されていることが伺えます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?今回は東京造形大学出身の有名人、アーティストをご紹介しました。

デザイナーや映像作家、画家以外にも、アニメーターや漫画家、絵本作家など、サブカルチャーに近い分野で活躍されている方も多くいましたね。

美大受験を考えている方にも、今回の記事が参考になれば幸いです。

 

その他美術大学の卒業生・有名人に関する記事はこちら!

 

 

 

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