ルネサンス美術

Renaissance Art
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ルネサンスは「再生」や「復活」を意味し、ギリシャやローマの文化復興に対する運動を指します。14世紀にイタリアで始まったルネサンスはやがて西洋各国に広まっていきました。ルネサンスには思想や建築、音楽などの分野もありますが、ここでは美術について説明します。
イタリアにおけるルネサンスは3期に分けることができます。最初は、初期ルネサンス。13世紀から活動したチマブーエやジォット、14世紀から15世紀に人間性や遠近法を確立させたドナテッロやブルネスキ、マサッチオやにはじまり、聖母子を多く描いたフラ・アンジェリコやフィリッポ・リッピ、「ヴィーナスの誕生」「プリマヴェーラ」などで知られるサンドロ・ボッティチェッリ、彫刻家のヴェロッキオなどが名を連ねています。
次に来るのが、15世紀から16世紀にかけての盛期ルネサンス、世界の3大巨匠、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ・サンティが活躍した時代です。この3人の作品は、西洋美術の理想として燦然と輝きつづkています。
最後に、後期ルネサンスがあります。これは、ローマ剥奪後、ヴェネチア派の活躍によって台頭したものです。ジョルジョーネやその弟子のティツィアーノ、そしてマニエリスムの作品もこの時期に含まれます。
そのほかの地域では、北方ルネサンスとして、ネーデルランドではヤン・ファン・エイクやブリューゲル、ヒエロニムス・ボッスなどが有名です。ドイツではイタリアで学んだデューラーが活躍しました。また、マニエリスムの時代には、スペイン・トレドで人気を得たエル・グレコなどもこの時代の美術に花を添えました。
関連アーティスト
チマブーエ,ジョット・ディ・ボンドーネ,ドナテッロ,フィリッポ・ブルネレスキ,マサッチオ,フラ・アンジェリコ,フィリッポ・リッピ,サンドロ・ボッティチェッリ,ヴェロッキオ,レオナルド・ダ・ヴィンチ,ミケランジェロ,ラファエロ,ジョルジョーネ