2016/02/24
アート/Art

0から学ぶ西洋美術史シリーズ~ビザンティン美術~

今回の0から学ぶ西洋美術史シリーズで扱うのは『ビザンティン美術』です。

ビザンティン美術

『ビザンティン美術』は、5世紀から15世紀の東ローマ帝国で発達した美術の体系のことです。古代のギリシア美術、ヘレニズム美術、ローマ美術を継承しつつ、東方的、キリスト教的要素を含んだ独特な体系を産みました。日本ではビザンツ美術と呼ぶことも多いです。

ビザンティン美術と呼ばれる美術の範囲には、東ローマ帝国の内部で制作された美術作品のみならず、その勢力圏にあって強い影響を受けたルーシ(ロシア)、ブルガリア、ヴェネツィア、南イタリア(マグナ・グラエキア)、シチリアなどの美術も含んでいうことがあります。 顕著な特徴は、同時代の西ローマ、西ヨーロッパの美術に比べて、東方的な要素を多く含んでいる点です。

ビザンティン絵画

『聖大ワシリイ』のモザイクイコン

image via wikipedia

『ビザンティン絵画』は非常に優れたモザイク画を生みました。イコンとは、イエス・キリスト(イイスス・ハリストス)、聖人、天使、聖書における重要出来事やたとえ話、教会史上の出来事を画いた画像(多くは平面)のことです。

 

ビザンティン建築

『ビザンティン建築』は、東ローマ帝国(ビザンツ帝国、ビザンティン帝国)の勢力下で興った建築様式です。4世紀頃には帝国の特恵宗教であるキリスト教の儀礼空間を形成し、そのいくつかは大幅な補修を受けているものの今日においても正教会の聖堂、あるいはイスラム教のモスクとして利用されています。日本では、ビザンツ建築と呼ばれる場合もあります。
ローマ建築円熟期の優れた工学・技術を継承し、早い段階で技術的成熟に達しますが、その後、東ローマ帝国の国力の衰退と隆盛による影響はあるものの、発展することも急速に衰退することもなく存続しました。

『ハギア・ソフィア大聖堂』 イスタンブル

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『パントクラトール修道院聖堂』 イスタンブル

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