2017/05/25
アート/Art

ロシアが誇るエルミタージュ美術館が六本木にやってきた!

ロシアのエルミタージュ美術館はご存知ですか?

知らない方が多いかと思います。

しかし、ロシアを代表する美術館といっても過言ではありません。

 

このエルミタージュ美術館のコレクションが今、六本木森アーツギャラリーセンターに来ています。

 

3月から展示が始まり、今、非常に盛り上がりを見せています。駅やテレビなどでCMを目にすることも多くなってきました。

 

その大エルミタージュ美術館展を楽しむために、エルミタージュについてまずご紹介したいと思います。

 

 

エルミタージュ美術館って?

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出典

エルミタージュ美術館はロシアの水の都・サンクトペテルブルクにあり、250年の歴史を誇り、ひときわ荘厳で優美な雰囲気を放っています。

 

小エルミタージュ、旧エルミタージュ、新エルミタージュ、エルミタージュ劇場、冬宮殿の5つの建物によって構成されています。歴代皇帝の宮殿となっていたこの建物は100年以上かけて建設され、サンクトペテルブルクの象徴とされています。

 

コレクションの基礎となっている1764年にエカテリーナ二世が取得したもの、他にも歴代皇帝が国家の威信をかけて収集したもの、個人のコレクションも含め、収蔵品はおよそ310万点を誇っています。

その中でも絵画作品は1万7千点に及んでいます。

 

そもそも、エルミタージュ美術館の起源はエカテリーナ二世が1775年に建てた自身専用の美術品展示室で、親しい人々に美術品を見せる場所でした。そこをフランス語で隠れ家を意味する“エルミタージュ”と呼んだのです。

当初は一般公開されていませんでした。1863年に初代館長となったゲデオーノフによって市民も観覧が可能となり、今に至っています。

Pierre-Auguste_Renoir_-_Child_with_a_whip

(オーギュスト・ルノワール ”小さな鞭を持つ子供”)

古典美術品だけではなく、モネ、ルノワール、マティス、ピカソなどフランス近代絵画のコレクションも保有しており、これらは2014年に新しく公開された展示室に展示されています。

創立250年を記念したもので、ここに展示されている作品群はロシアの実業家シチューキンとモロゾフが集めたものです。

 

 

エカテリーナ二世って聞いたことあるかも・・・

 Catherine_II_by_J.B.Lampi_(1780s,_Kunsthistorisches_Museum)

エカテリーナ二世は、エカチェリーナ二世とも表記される、ロマノフ朝第8代ロシア女帝

です。

1729年にローマ帝国領邦君主の娘として生まれ、14歳でロシア皇太子妃候補となります。

1744年にサンクトペテルブルクに移り、1745年に皇太子と結婚しました。

夫ピョートルが即位するとクーデターを起こし、1762年自分が女帝として玉座に君臨するようになりました。

 

啓蒙専制君主として治世をしましたが、一方でロシアの文化・教育の整備にも力を注ぎ、ボリショイ劇場やエルミタージュ宮殿(現在の小エルミタージュ)の建設にも熱心だったようです。

 

知性にあふれた女性でドラマティックな生涯を送ったことから、彼女を題材にした作品は多く、小説や映画、ドラマなど何度もフィーチャーされています。

 

 

 

エルミタージュコレクションについて

コレクションの基礎になっているのはエカテリーナ二世の収集物ですが、これは1764年にドイツから美術品を買い取ったのが始まりとされています。この時317点の絵画を取得しました。

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 出典(最初のコレクションに含まれていたフランス・ハルスの”手袋を持つ男の肖像”)

 

彼女の治世の間に収集した絵画作品は2500点に上るとも言われています。これらは美術評論家や国内外の目利き、フランスの啓蒙思想家ヴォルテールの助言をもとに収集されたものでした。

 

1917年のロシア革命後、貴族から没収されたコレクションも集積され、エカテリーナ二世のコレクションと統合されました。

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出典(ティツィアーノ・ヴェチェッリオ ”羽飾りのある帽子をかぶった女性の肖像”) 

エルミタージュコレクションの見どころは、16世紀ルネサンス期のティツィアーノ、クラーナハにはじまり、17世紀バロック期のレンブラント、ルーベンス、ヴァン・ダイクを経て、18世紀ロココ期のヴァトー、ブーシェなどが代表とされる、オールドマスターの作品群です。

 

 

 

どんな展示?

エルミタージュ美術館に常設されているオールドマスターの作品を中心に展開されています。地域別・時代別に分けられたとても見やすい展示になっています。

 

Ⅰ.イタリア:ルネサンスからバロックへ

Ⅱ.オランダ:市民絵画の黄金時代

Ⅲ.フランドル:バロック的豊穣の時代

Ⅳ.スペイン:紙と聖人の世紀

Ⅴ.フランス:古典主義的バロックからロココへ

Ⅵ.ドイツ・イギリス:美術大国の狭間で

 

第1章から国別かつ、時代の流れに沿って展示されているのでとてもわかりやすく、時代の変遷による作風の変化や、地域による作風技法の違いを実感することが出来ます。

 

 

 

おすすめポイントは?

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出典

この展示は 金曜の夜に行くのがおススメです。

プレミアムフライデー撮影ナイトとして、金曜17時以降に入館すると、展示室内すべてが撮影可能になるんです!!

こんな機会はほとんどないのでぜひ金曜夜に訪れてみてください。

混雑している場合は中止になる可能性もあるみたいなのでご了承ください。

 

 

 

展覧会情報が知りたい!

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出典

展覧会名 大エルミタージュ美術館展 オールドマスター西洋絵画の巨匠たち

会期   2017年3月18日~6月18日

開館時間 10:00~20:00(入館は19:30まで)

     ※火曜日は17:00閉館

会場   森アーツセンターギャラリー(六本木ヒルズ 森タワー52階)

     東京都港区六本木6-10-1

アクセス 東京メトロ日比谷線「六本木駅」ⅠC出口すぐ

     都営地下鉄大江戸線「六本木駅」3出口 徒歩4分

     都営地下鉄大江戸線「麻布十番駅」7出口 徒歩5分

     東京メトロ南北線「麻布十番駅」4出口 徒歩8分

 

 

東京でしか見れないの?

安心してください。名古屋と神戸に巡回することが決まっています。

 

名古屋展

会期 2017年7月1日~9月18日 

会場 愛知県美術館

 

神戸展

 会期 2017年10月3日~2018年1月14日

 会場 兵庫県立美術館

 

 

 

最後に

いかがでしたでしょうか?

今、駅やテレビなどで代替的に広告されています。

ロシアまで行かなくてもエルミタージュのコレクションを観ることができるのはなかなかないと思います。

プレミアムフライデーのサービスも魅力的ですし、展覧会を観た後、おしゃれなディナーに行くにも最適だと思います。

ぜひこの機会に行ってみてはいかがでしょうか?

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