ひまわり

Sunflowers

フィンセント・ファン・ゴッホ

作品解説
ゴッホはアルル滞在時に、花瓶に挿したひまわりをモチーフとした油絵を7点制作しました。この作品は4番目の作品とされており、アムステルダム国立美術館の「ひまわり」と損保ジャパン東郷青児美術館の「ひまわり」とは、同じ構図で描かれた兄弟にあたる作品です。ゴッホにとってひまわりは、南フランスの明るい太陽、ユートピアの象徴だったと言われています。精神を病み精神病院での療養生活が始まった後、ゴッホはひまわりの絵を描いていません。一説には、ゴーギャンと共同生活をする予定の黄色い家に飾るため、これらたくさんのひまわりの絵を描いたとも言われています。ゴッホの最も有名な作品のひとつであり、躍動感と輝く色彩に溢れた傑作です。
制作年
1888年
素材/技法
油彩
制作場所
フランス
所蔵美術館
    ナショナル・ギャラリー