積みわら(日没)

Haystacks at dusk

クロード・モネ

作品解説
干し草の山は、4.5メートルから6メートル程度に積みあげられておて。フランスのノルマンディー地方における美と豊穣を象徴する光景でした。 これら積みわらは、収穫した穀物がより分離しやすくするため乾燥させるとともに、穂から小麦を脱穀するまでの保護カバーとして積みわらを利用していたのです。脱穀機の数は限られており、村から村へと巡回して小麦の脱穀を行っていたんですね。モネは散歩中にその積みわらを見て、作品作成を決めます。最初は、晴天用と曇天用の2枚のみを考えていましたが、描いているうちにさらなる表現を追求したくなり、多数の作品を作成することにしたといわれています。
制作年
1883年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
ジヴェルニー
所蔵美術館