霧の中の太陽
The Sun in the Fog
クロード・モネ
作品解説
「印象・日の出」で名を広めたモネですが、晩年の作品「霧の中の太陽」は、「印象・日の出」から24年後に描かれたものになります。当時モネはすでに押しも押されもせぬ巨匠であり、この絵はロンドンの名宿サヴォイを定宿としていたモネが、この街特有の霧の情景を描いたものです。描かれているのは、ウォータール橋。太陽の光は霧によって霞み、それがテムズ川に反射しています。モネはここでも光というものを追求していたのでした。
制作年
1904年
素材/技法
キャンバスに油彩
制作場所
ロンドン