ゲルティ・シーレの肖像

Porträt der Gertrude Schiele

エゴン・シーレ

作品解説
エゴンシーレの妹ゲルティを描いた作品です。幼少の頃から絵画の才能を発揮していたエゴンシーレは、ゲルティを初期の頃に描いています。特に彼女が十代だった頃にエゴンシーレは数多く彼女の絵を描きましたが、エゴンシーレはヌードや卑猥なポーズもゲルティに要求したため次第に彼女はモデルとなることを拒否しました。この初期の肖像画はエゴンシーレがグスタフクリムトに大きな影響を受けていた頃で、作品の構図から金色の配色、細かくブロッキングされたパターンなど、まさにグスタフクリムトを彷彿とさせる作品です。
制作年
1909年
素材/技法
油彩、キャンバス
制作場所
オーストリア
所蔵美術館
    ニューヨーク近代美術館
ジャンル