緑のストッキングで横たわる女

Reclining Woman with Green Stockings

エゴン・シーレ

作品解説
「緑のストッキングで横たわる女」はエゴンシーレがスペイン風邪により28歳の若さで夭折する前年、1917年に製作されています。この絵のモデルはエゴンシーレの妻の姉です。この時エゴンシーレはすでにアトリエの近くに住んでいたエディト・ハルムスと結婚しています。妻エディト・ハルムスはしばしばモデルを引き受けましたが、姉のアデーレ・ハルムスも意欲的にモデルになったと言います。エゴンシーレは当初姉妹のどちらかと結婚したいと考えており、姉のアデーレ・ハルムスとも性的関係を持っていました。この絵の女性の挑発的な視線や大胆なポーズから、エゴンシーレとの関係も垣間見れるようです。
制作年
1917年
素材/技法
ガッシュ、黒クレヨン、紙
制作場所
オーストリア
所蔵美術館
    個人所蔵