少女と爆弾
Girl with a bomb
バンクシー
作品解説
『少女と爆弾』は2004年にロンドンで描かれた作品です。バンクシーはこのほかにも爆弾を抱く少女というテーマで作品を製作しています。ここではまるでぬいぐるみを抱くように、少女が微笑みながら爆弾を抱いています。戦争の道具である爆弾と無邪気な少女、対照的な象徴を組み合わせたこの作品は絶えず変化する世界への不安と懸念を語りかけるようです。バンクシーの作品にはいつも意味があります。戦争、虐待、飢餓、独裁政治、強姦など社会への問いかけと批判を表したものが数多くあります。バンクシーのグラフィティアートを通じて私たちが抱える問題を、見つめ直すきっかけになるのです。バンクシーはゲリラ的にグラフィティアートを町中に描き、その正体はわかっていません。
制作年
2004年
素材/技法
スプレー
制作場所
ロンドン