心臓音のアーカイブ

Cardiac sound archive

クリスチャン・ボルタンスキー

作品解説
『心臓音のアーカイブ』はクリスチャンボルタンスキーが集めた世界中の人々の心臓音を恒久的に保存し、それらの心臓音を聴くことができる小さな美術館です。世界中で150以上の美術展に参加し、1990年から日本でも個展を開催しています。瀬戸内海に浮かぶ豊島はインスタレーション作品に溢れており、この『心臓音のアーカイブ』も美しい自然の中にひっそりと佇む小さな美術館です。インスタレーションが展示されている「ハートルーム」、希望者の心臓音を採録する「レコーディングルーム」、世界中から集められた心臓音をパソコンで検索して聴くことができる「リスニングルーム」の3つの部屋で構成され、心臓音を採録すると自身の心臓音も作品の一部となることができます。「生と死」を一貫して作品のテーマとするボルタンスキーらしい斬新な作品です。
制作年
2008年
素材/技法
写真、録音器具のインスタレーション
制作場所
日本