No Man's Land
No Man's Land
クリスチャン・ボルタンスキー
作品解説
『No Man's Land』はクリスチャンボルタンスキーによるインスタレーション作品です。16トンもの膨大な古着が山のように積まれ、クレーンで掴まれ、落とされるという作品です。この作品は新潟県で開催された2010年の大地の芸術祭で展示されました。クレーンはゆっくりと下がり、塊をつかみ、再び落とす動作を繰り返し、それは不気味であり強烈で、異様な空間です。彼は「生」と「死」を題材にし、人々の記憶に留められる作品を作り続けてきました。この作品も失われた人生や忘れられた人生を描きだしているような空虚さがあり、強烈な印象を与えます。『No Man's Land』は現代に生きる人々の心の奥底を象徴しているかのようです。
制作年
2012年
素材/技法
古着、クレーン
制作場所
不明