キュレーター

curator
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「キュレーター」とは、博物館や美術館などで資料収集、保管、展示、調査研究などに携わる専門職員のこと、また一般に管理責任者を指します。日本における「学芸員」の原語とされていますが、欧米では企画監督を司る者をcurator と呼ぶため、日本の学芸員と欧米の curator の実情は異なると言えます。
日本では「キュレーター」という語は90年代に入って多用され始めました。美術館などに所属する人を「学芸員」、フリーランスで活動する人を「キュレーター」と呼び使い分けることもありますが、現在では美術館に所属する学芸員もそのまま「キュレーター」と名乗ることも多くなってきています。活動領域は動物館・水族館・植物館・科学館などが挙げられますが、美術館以外ではまだ「学芸員」という呼ばれ方が一般的です。
学芸員資格を取得すればキュレターになることができますが、有資格者が多い反面、募集数が極めて少ないことや、実際に採用されても給与待遇が悪いなど制度に大きな課題があります。
また最近では「キュレーションメディア」などと使われるように、WEBで大量の情報を収集・整理し他のユーザー(読者)に発信する人々もキュレーターと呼ばれています。