フランスの美術館(46件)
  • ピカソ美術館(ヴァロリス)

    (Musée Picasso)
    museumname
    ピカソ美術館は、フランス南部プロヴァンス=アルプ=コート・ダジュール地域圏のアルプ=マリティーム県にある都市ヴァロリスにある国立美術館です。ヴァロリスは、地中海に近い山あいにある陶芸の町で、ピカソは、1948年から1955年までこの地に滞在し、創作活動を行いました。 ピカソの作品を多数所有していますが、特に、美術館内にある礼拝堂のアーチ状の壁面に『戦争と平和』が展示されていることから、「戦争と平和 国立ピカソ美術館」とも呼ばれています。 美術館の建物はヴァロリス城と呼ばれ、12世紀に建造された女子修道院を、16世紀にルネサンス様式の城館に改築したものです。建物内には、ピカソ美術館のほか、陶芸美術館、マニエリ美術館などが入っています。
    Place de la Libération 06220 Vallauris
  • ファーブル美術館

    (Musée Fabre)
    museumname
    ファーブル美術館は、フランスのモンペリエにある美術館です。この美術館は画家フランソワ=グザヴィエ・ファーブルのコレクションをもとに1828年に開館されました。ファーブルの作品のほか、ルーベンス、ダヴィッド、コロー、ドラクロワ、アングル、カバネル、クールベ、マティス、ドローネー、スタール、ヴァラドン、ピエール・スーラージュなどの作品も展示されています。 1825年、画家でかつ美術コレクターでもあったフランソワ=グザヴィエ・ファーブルが収集した作品を、モンペリエに寄贈しました。その3年後にファーブルのコレクションを元にファーブル美術館が開館されました。美術館修復計画のため、2006年までギャラリーが閉鎖され、現在は開館されています。
    39 boulevard Bonne Nouvelle 34000 MONTPELLIER
  • ボナ美術館

    (Musée Bonnat)
    museumname
    ボナ美術館は、フランス南西部、バスク地方の中心都市バイヨンヌにある美術館で、アングルやジェリコーなどの19世紀フランス絵画の名作が集まっています。19世紀パリの社交界で優れた肖像画家として知られた画家レオン・ボナが生涯をかけて収集した美術品を、生まれ故郷のバイヨンヌに寄贈し、ボナ美術館として開館しました。 公立美術館でありながら、リベラやエル・グレコ、ゴヤなどスペイン絵画から、イタリアおよび北方ルネサンス、17世紀フランドル絵画、アングルやピュヴィス・ド・シャヴァンヌら19世紀フランス美術まで、様々な作品が収蔵されているのが、この美術館の魅力です。
    5, rue Jacques Laffitte Bayonne, France
  • ボルドー美術館

    (Musée des Beaux-Arts de Bordeaux)
    museumname
    ボルドー美術館は、フランスのボルボルドー市庁舎の隣に位置する美術館で、1801年に開館したあと、1870年に火災のために建物の一部やコレクションの一部が焼失したが、1875年から1881年にかけて再建された美術館です。 設コレクションの主な画家は、ブリューゲル、ファン・ダイク、ヤン・ファ・•ホーイェン、ルーベンス、シャルダン、ドラクロワ、コロー、ルノワール、ココシュカ、マティス、ピカソなどさまざまな時代の画家の作品が並び、特にオランダ絵画の作品群が充実しています。 1870年の火災時では、ドラクロワの絵画16枚を焼くという火災に見舞われ、建物の一部も焼失してしまいましたが、現在のミュゼは、1875年から1881年にかけて再建されました。
    20, cours d'Albret 33000 Bordeaux
  • マルセイユ美術館

    (Musée des beaux-arts de Marseille)
    museumname
    マルセイユ美術館は、フランスのマルセイユにある美術館で、1862年から1869年にかけ、ニーム出身の建築家アンリ・エスペランデューによって建てられたロンシャン宮内にあります。プロヴァンス地方で活躍したエコール・ド・プロヴァンスの画家たちの作品が中心に展示されています。 ある。 正面には噴水のある貯水塔があり、向かって左側の建物にはマルセイユ美術館が、右側には自然史博物館があります。ニコラス・ミニャード、アドルフ・モンティセリ などの画家の作品が展示されています。
    Palais Longchamp, 13004 Marseille
  • モーリス・ドニ美術館

    (Musée départemental Maurice Denis)
    museumname
    モーリス・ドニ美術館は、イル・ド・フランス地域圏イヴリーヌ県(パリの西部)の、サン=ジェルマン=アン=レーにあるナビ派の美術館で、フランスのナビ派の画家、モーリス・ドニの作品の他、ナビ派の画家の作品を多く展示している美術館です。 1914年 - モーリス・ドニがこの館を手に入れ、ここを「ル・プリウレ(小修道院)」と呼んでいました。そしてパリのシャンゼリゼ劇場の設計で知られる建築家オーギュスト・ペレに建物の修復を依頼しました。そして1976年 に、小修道院とモーリス・ドニの家族のコレクションが寄付されて、1980年から一般に公開されるようになりました。
    2 bis, rue Maurice Denis 78102 Saint-Germain-en-Laye cedex
  • ランス美術館

    (Musée des Beaux-Arts de Reims)
    museumname
    ランス美術館とは、有名なシャンパン製造会社ポメリーの経営者アンリ・ヴァニエが1907年に遺贈した個人コレクションをした基礎に発足した美術館です。最初は市役所で所蔵していましたが、彼の死後に600点を数えるそのコレクションがランス市に遺贈され、それが現在のランス美術館の中心の作品群となり、1913年に聖ドニ修道院の建物に移して美術館として開館しました。中世から近代に至るまでの充実した絵画コレクションに加え、アールヌーヴォー、アールデコの作品も展示しています。特に、ロマン主義、バルビゾン派、写実主義、印象派、象徴主義、自然主義、アール・ヌーヴォーなど、19世紀のフランス美術を網羅しています。
    8 rue Chanzy 51100 Reims
  • リール宮殿美術館

    (Palais des Beaux-Arts de Lille)
    museumname
    リール宮殿美術館は、ベルギーとの国境に程近い、フランス北部の都市リールに位置しています。 リール宮殿美術館は、フランス革命勃発後の1792年に画家ルイ・ヴァトーによって創設されました。初期のコレクションの中心は、リール市内の教会や修道院に飾られていた絵画や芸術アカデミーで展示された作品でした。その後、ルーヴルとヴェルサイユの美術コレクションの一部が、フランス国内の15の都市に割り当てられることとなり、リールはそのうちの1都市としてコレクションを受け入れることが決まりました。その後も、絵画、デッサン、彫刻など、重要なコレクションの寄贈を受け続け、所蔵作品を増やしていきました。現在は、中世から20世紀を中心に、彫刻、絵画、陶磁器、デッサンと、さまざまなヨーロッパ美術を観ることができます。
    Place de la République 59000 Lille
  • リヨン美術館

    (Lyon Museum of Fine Arts)
    museumname
    リヨン美術館は、ローヌ川とソーヌ川に挟まれたリヨン中心街の、17世紀の見事な建物の中にあります。 70の展示室には古代エジプトや古代ギリシアの美術品、新古典主義やロマン主義の作家たちの彫刻、ゴシック様式の絵画から19世紀までのイタリア、フランス、オランダ、フランドルの作品、またリヨン派の作品等を所蔵しています。特に注目すべきは、モネやゴーギャン、ピカソの作品。また、大階段を囲む壁には、ピエール・ピュヴィス・ド・シャヴァンヌによる壁画『芸術とミューズにとって愛しい聖なる森』が描かれています。庭では、ロダンの彫刻等を鑑賞することができます。
    20 place des Terreaux 69001 Lyon
  • ルーアン美術館

    (Musée des Beaux-Arts de Rouen)
    museumname
    フランス国家が各地に作った公立美術館のひとつで、1801年に開館しました。18世紀の部屋を再現した部分もあり、当時の家具が配置されています。その60もの部屋に絵画、彫刻、デッサン、装飾美術品など、非常に多くの作品が展示されています。 イタリアやフランドル、スペイン、フランスの絵画などヨーロッパ絵画の中にはフランソワ・クルーエの『ディアナの入浴』、カラヴァッジオの『キリストの鞭打ち』などがあります。その他、印象派のコレクターであったフランソワ・ドポーのコレクションもあり、その中にはアルフレッド・シスレー、ピエール=オーギュスト・ルノワール、カミーユ・ピサロ、シャルル・フレション、クロード・モネの作品があります。
    Esplanade Marcel-Duchamp 76000 Rouen
  • レンヌ美術館

    (Musée des beaux-arts de Rennes)
    museumname
    フランス革命中の1794年に創設されたレンヌ美術館は、当初はレンヌ市内の教会や公共施設にあった芸術品を展示していたが、その後リヴォワ侯のコレクションの寄付等によって規模を大きくしていきました。 同じ建物の中には、ブルターニュの伝統的な家具や衣装を展示したブルターニュ博物館があり、14世紀から現代にいたる絵画を1000点以上有しています。 特に、ジョルジュ・ド・ラ・トゥールの『生誕』があることで有名です。その他、パブロ・ピカソやジャン=バティスト・カミーユ・コロー、ウジェーヌ・ブーダン等も所蔵しています。イタリア絵画のデッサンも100点ほど所有しています。
    20 Quai Emile Zola 35000 Rennes
  • トゥールーズ=ロートレック美術館

    (Musée Toulouse-Lautrec)
    museumname
    トゥールーズ=ロートレック美術館は、フランス南部のタルヌ県アルビにある美術館。2010年にユネスコ世界遺産に登録されたアルビ司教都市の一部でもある中世に建てられた要塞宮殿を1922年7月に美術館として開館しました。 主に、19世紀末のフランスを代表する画家、アンリ・ド・トゥールーズ=ロートレックの作品を収蔵しています。油絵作品以外にも、「ムーラン・ルージュ」などポスターや雑誌の挿絵などの名作も多く展示されています。ロートレックの母アデル伯爵夫人が寄贈した油彩、版画、ポスター、素描など約1000点を所蔵し、ロートレックの最大級コレクションと言えるでしょう。
    Palais de la Berbie Place Sainte Cécile 81003 Albi Cedex
  • ナンシー美術館

    (Musée des Beaux-Arts de Nancy)
    museumname
    ナンシー美術館は、1793年にスタニスラス宮殿のパビリオンの一角に創設された美術館で、ナンシーの近代化と芸術の発展を反映したコレクションを展示しています。建物はロココ様式の優美な外観で、地下には15〜17世紀の都市城壁の遺産が残されています。 ロレーヌ地方出身の画家クロード・ロランやエミール・フリアンのほか、質の高いフランス近代絵画も展示しています。特に、ルーベンスなどのフランドル絵画のほか、カラヴァッジョ、ルカ・ジョルダーノなどイタリア絵画、クロード・ロラン、シャルル・ル・ブランなどのフランス絵画やモーリス・ユトリロ、アメデオ・モディリアーニなどの19世紀絵画などが、見どころがあります。
    3 place Stanislas 54000 Nancy
  • ナンシー派美術館

    (Musée de l'École de Nancy)
    museumname
    ナンシ−派美術館は、エミール・ガレのパトロンであったウジェーヌ・コルバンの私邸を改装し、1964年にオープンしたミュージアムです。フランスのアール・ヌーヴォーの芸術家が活躍したロレーヌ地方のナンシーに位置しています。 ナンシー派の芸術家たちの作品を多く所蔵し、特にエミール・ガレのデザインしたベッドやランプ、ジャック・グリュベールのステンドグラス、ルイ・マジョレル、ウジェーヌ・ヴァランの家具などを所蔵・展示しています。邸宅の中に、工芸品、陶器、ガラス製品、織物等が配置されており、楽しむことができます。また、庭園も整備され、訪れる人の人気スポットとなっています。
    36-38, rue du Sergent Blandan F-54000 Nancy
  • ナント美術館

    (Musée des Beaux-Arts de Nantes)
    museumname
    ナント美術館は、旧市街、城と聖ペテロ・聖パウロ大聖堂(1434-1891年)、植物園との中間に位置しています。13世紀の中世絵画からはじまり、豊富な19世紀フランス絵画、さらには近現代までと幅広い時代の作品を展示しています。 1804年、条例によりナント美術館が創設され、1810年にナント出身の政治家フランソワ・カクーの所蔵品をナント市が買い取ってから本格的なコレクションが形成されはじめました。その後、1830年に一般公開、その後、現在の美術館の建物が1900年に竣工しました。また、2017年6月に改修が終了し、「Le Cube」と呼ばれる現代アートのための別館も新設されました。
    10 Rue Georges Clemenceau 44000 Nantes
  • カンペール美術館

    (Musée des beaux-arts de la Ville de Quimper)
    museumname
    カンペール美術館は、フランスのカンペールにある美術館で、市庁舎のなかに併設されています。ブルターニュ地方でもっとも古い一族出身のジャン=マリー・ド・シルギーが、膨大な美術コレクションを遺贈したことから、1867年に建てられました。 15世紀から近代までの絵画1200点とデッサン2000点からなるコレクションを持ち、特にポン=タヴェン派の作品を多く所蔵しています。スペイン、イタリア、フランドル、オランダ絵画、フランス絵画などが主な作品群となっています。また、この地方の民族衣装や家具等が展示されており、地方の暮らしを知ることもできるなど、趣向を凝らしています。
    40, Place St Corentin 29000 Quimper, France
  • クールベ美術館

    (Musée Courbet)
    museumname
    クールベ美術館は、フランスのフランシュ・コンテ地方オルナンにある美術館です。画家ギュスターヴ・クールベの生家が美術館となっています。 常設展では、オルナンやパリにおける初期の作品から、伝統絵画の美意識を覆した写実作品、そして印象派にも影響を与えた後期の風景画と、クールベのキャリア全体を振り返ることのできる内容となっています。 また、特徴的なの建築物が、美術館のファサードから突き出した巨大なステンレス製の箱。「ブラック・ボックス」と呼ばれるこの箱状の空間内では、大画面でクールベの大作を紹介するショートフィルムが上映されています。
    1, Place Robert Fernier 25290 Ornans
  • グラネ美術館

    (Musée Granet)
    museumname
    グラネ美術館は、フランス南部のエクス=アン=プロヴァンスにある美術館です。17世紀に建てられたマルタの宮殿を1838年に市が買い取り、1984年に美術館として開館しました。 フランソワ・マリウス・グラネは若き日のセザンヌに影響を与えたエクス出身の画家です。グラネ美術館では、グラネの作品をはじめ、セザンヌやレンブラント、ピカソ、クレーらの作品を所蔵しています。特に見どころとなるのが、セザンヌの絵画8点をはじめ600点を超える絵画や彫刻などです。 また、ケルト・リグリア文明といったプロバンス地方の原始文明や古代エジプト、ギリシアのコレクションも展示しています。
    Place St.Jean-De-Malte, Aix-En-Provence 13100
  • グルノーブル美術館

    (Musée de Grenoble)
    museumname
    グルノーブル美術館は、フランスのグルノーブルにある美術館で、イゼール川沿いに位置し、1798年に設立されました。 イタリア・ルネサンスから現代に至る代表的な画家のコレクションを所蔵しています。特に、ルネサンス時代の画家として、はジョルジョ・ヴァザーリ、ジョルジュ・ド・ラ・トゥール、ピーテル・パウル・ルーベンスから、近代美術やモダン・アートからは、カミーユ・ピサロ、ポール・ゴーギャン、ワシリー・カンディンスキー、ピエール・ボナール、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、など。また、彫刻の庭にはアレクサンダー・カルダー、オシップ・ザッキン、マルタ・パン等の作品が展示されています。
    5 place Lavalette 38000 Grenoble
  • コンデ美術館

    (Musée Condé)
    museumname
    コンデ美術館は、パリから40kmほど北のシャンティイ(オワーズ県)にあるフランスの美術館です。この美術館の特徴は、所蔵作品の貸し出しを一切行っていないことです。19世紀の貴族オーマル公の城と、その城にあったコレクションが寄贈されていますが、オーマル公は寄贈にあたって「展示方法を決して変えないこと」「決して他所に貸し出さないこと」という条件を出したため、貸し出しを行っていないのです。 所蔵品は、主にイタリア絵画とフランス絵画からなりフラ・アンジェリコ、ラファエロ、ニコラ・プッサンなどの作品があります。その他、2500点の素描作品や1500点の写本版画、ミニアチュール肖像画、彫刻、初期の写真や装飾芸術、家具、そして陶磁器のコレクションなどを多数所蔵しています。
    Château de Chantilly - Musée Condé BP 70243
  • ジヴェルニー印象派美術館

    (Musée des impressionnismes Giverny)
    museumname
    モネゆかりの地、ジヴェルニーに誕生した新しい美術館。ジヴェルニーは、印象派の巨匠である画家・クロード・モネゆかりの地として有名なノルマンディーの小さな町です。 ジヴェルニー印象派美術館の前身は、テラ・アメリカン・アート財団によるジヴェルニー・アメリカン・アート美術館でした。テラ財団がパリに拠点を移し、ジヴェルニー・アメリカン・アート美術館はジヴェルニー印象派美術館として生まれ変わりました。建物は1992年に完成し、ジヴェルニー美術館は2009年5月にオープンしました。 主にクロード・モネの作品が展示されていますが、19世紀から20世紀後半に至るまでの、印象派に関するテーマを幅広い視点で取り上げていきます モネの名画『睡蓮』のモチーフになった美しい庭園も観ることができます。
    99 rue Claude Monet 27620 Giverny
  • ディジョン美術館

    (Musée des Beaux-Arts de Dijon)
    museumname
    ディジョン美術館は、フランスのディジョンにある美術館で、旧ブルゴーニュ公爵宮殿の右翼、東側に位置しています。ブルゴーニュ公国の重要な拠点であったディジョンは、毛織物や金融などで繁栄し、歴代の大公が芸術を保護して豊かな文化が培われました。 ディジョン美術館は、古代エジプト美術から21世紀のコンテンポラリー・アートまで幅広いコレクションを誇っています。ヤン・ブリューゲル (父)などのフランドル絵画、ニコラ・プッサンなどのフランス絵画のほか、19世紀の作品にはテオドール・ジェリコー、ギュスターヴ・モローなどの作品があります。中でも見応えがあるのが、芸術のパトロンであったフィリップ豪胆公、ジャン無怖公と公妃マルグリットの棺です。
    Palais des Etats de Bourgogne 21000 Dijon
  • ジャックマール=アンドレ美術館

    (Musée Jacquemart-André)
    museumname
    1869年に銀行家のエドゥアール・アンドレとその妻であり画家のネリー・ジャックマールのために建てられた邸宅が、現在の美術館となっています。 展示物はアンドレ夫妻が各地を訪れて集めた珍しい美術品など一級品ばかり。カルパッチオ、ベリーニらのイタリア・ルネッサンス美術、図書室に飾られたフランドル絵画、フラゴナール、シャルダンらの18世紀のフランス美術などが所有・展示されています。 夫妻の集めたコレクションと邸宅が美しく、高い美意識のもとに構成された建造物そのものがまさに、芸術作品のようです。
    158 Boulevard Haussmann 75008 Paris
  • カルティエ財団現代美術館

    (Fondation Cartier pour l'art contemporain)
    museumname
    パリのモンパルナスに拠点を持つ、現代美術のスポンサー、カルティエ財団。建物の一部は美術館として開放し、カルティエ財団現代美術館、カルティエ財団現代美術センターとして知られています。1984年10月20日に、芸術への後援の先駆的で先見的な取り組みとして設立されました。ガラス張りの建築は、アラブ世界研究所で有名なジャン・ヌーヴェルの設計によるものです。 年に数回、1人の作家をテーマにした現代アートを中心とした企画展を開催しています。ま海外での展覧会を積極的に企画し、若手アーティストを国際的に紹介しています。近年では2010年の北野武展が話題となりました。
    261 Boulevard Raspail, 75014 Paris
  • パレ・ド・トーキョー

    (Palais de Tokyo)
    museumname
    現代美術、コンテンポラリー・アートが中心であり、絵画・彫刻・インスタレーション・デザイン・ファッション・ビデオアート・映画・文学・コンテンポラリー・ダンスなどの展示・上演が行われている美術館です。 建物は1937年のパリ万博の際にセーヌ河畔に建設されたもので、2002年にコンテンポラリー・アートとしてパレ・ド・トーキョーが開館しました。収蔵品をもたず、企画展示のみを行っています。 22000㎡の広大な敷地には多数の展示室とゆったりとしたレストラン、カフェ、ライブラリーなどが併設され、上映会、DJイベント、パフォーマンスなども開催しています。 多くの若者が訪れ、造形美術、モード、デザイン、音楽、文学、映画といったジャンルを超えた様々なアート体験することができます。
    13 Avenue du Président Wilson 75116 Paris
  • ウジェーヌ・ドラクロワ美術館

    (Musée National Eugène Delacroix)
    museumname
    国立ウジェーヌ・ドラクロワ美術館は、 パリの中心部にある画家ウジェーヌ・ドラクロワのかつてのアパルトマンに造られた美術館です。1932年の設立以来、収集されたコレクションは千点以上。 ドラクロワの絵画、素描、版画、手書き原稿などのほか、所蔵品や、ドラクロワを敬愛した芸術家達による作品なども所蔵されています。また、寝室や図書室、サロンの家具、アトリエのテーブルやパレットなど、ドラクロワが実際に使用していたものも展示されています。 ドラクロワの死後、住人が幾度か入れ替わり、アトリエの解体も計画されたりもしましたが、画家モーリス・ドニやポール・シニャックなどがそれを阻止し、ついに、1971年に国立の美術館として開館しました。
    6 rue de Furstenberg 75 006 Paris
  • ギュスターヴ・モロー美術館

    (Musée national Gustave-Moreau)
    museumname
    画家ギュスターヴ・モローが1852年から暮らした邸宅が美術館として公開されています。初代館長はモローの教え子だったジョルジュ・ルオーでした。 1852年、モローはパリ9区ラ・ロッシュフーコー街にある邸宅に移り住み、そこを自宅兼アトリエとしました。モローは、ここを展示場にしたいと以前から考えており、モローの死後、コレクションと共に国に遺贈され、1903年に美術館として開館しました。 1200点にもおよぶ油彩、水彩、カルトン、約5000点の素描などのコレクションがあり、「オイディプスとスフィンクス」「出現」など作品の習作から完成にいたる全行程を見ることができます。また、部屋なども観ることができ、モローの世界観にたっぷりと引き込まれる空間となっています。
    14, rue de La Rochefoucauld
  • クリュニー中世美術館

    (Musée national du Moyen âge)
    museumname
    クリュニー中世美術館の敷地は、1世紀から3世紀にかけて作られたローマ時代の浴場跡です。ローマ人が風呂を好んだことはよく知られていますが、ここには、セーヌ川から水が引かれ、熱温、微温、冷水の3種類の浴場、さらにプールと運動場を備えた大ヘルスセンターが造られていたと考えられています。その一部である冷水浴場は、美術館の展示室として現在も使われています。 1844年、美術館として開館しました。中世の彫刻などの美術品や装飾美術が主なコレクションとなっていますが、一番の見どころは、6枚の連作からなるフランドル地方で織られたタペストリー『貴婦人と一角獣』です。また、ノートルダム大聖堂の王のギャラリーにあった像も展示されています。
    6, place Paul Painlevé 75005 Paris
  • モンマルトル美術館

    (Musée de Montmartre)
    museumname
    モンマントル美術館は、パリ18区のコルトー通り12番地に位置し、モンマルトルの丘で最も古いベレール邸、ドゥマルヌ邸を含む敷地に1960年に設立されました。 画家のピエール=オーギュスト・ルノワール、ラウル・デュフィ、シュザンヌ・ヴァラドン、モーリス・ユトリロなどがここにアトリエを構え、詩人のピエール・ルヴェルディ、ゴッホの『タンギー爺さん』で知られる画商ジュリアン・フランソワ・タンギーもここに住んでいました。 美術館では、ルノワールが描いた絵画に基づいて設計された「ルノワールの庭」やユトリロのアトリエを観ることができます。また、常設展は主にトゥールーズ=ロートレック、モディリアーニ、ユトリロの絵画やモンマルトルの画家のアトリエ、「オ・ラパン・アジル」、「ル・シャ・ノワール(黒猫)」、「ムーラン・ルージュ」などのキャバレーなど、19世紀から20世紀のモンマルトルの文化と歴史を紹介しています。
    12, RUE CORTOT 75018 PARIS
  • ポン・タヴェン美術館

    (Musée des beaux-arts de Pont-Aven)
    museumname
    ポン・タヴァン美術館は、フランス北西部の都市ポン・タヴァンにある美術館です。1886年、ポン・タヴェンには、画家ポール・ゴーギャンをはじめとする画家たちが住み始め、のちに「ポン・タヴェン派」と呼ばれるようになりました。彼らは、ブルターニュの風景や人物を描き、1896年まで活動していました。今日でも世界中から芸術家が集まってくる村でもあります。 1985年に開館したポン・タヴァン美術館は、1階に資料センターがあり、書籍、カタログ、写真、原稿などが公開されています。また、ゴーギャンをはじめ、何百点もの19世紀の作品が展示され、鑑賞することができます。
    Place de L Hôtel de ville, 29930 Pont-Aven
  • オルレアン美術館

    (Musée des Beaux-Arts d'Orléans)
    museumname
    オルレアン美術館は、グロロ邸や聖クロワ大聖堂の近くに位置し、イタリア、スペイン、オランダの古典絵画や、17〜18世紀のフランス絵画を中心に展示している美術館です。1797年に創設され、何度か移転を繰り返し、1984年に現在の場所に建てられました。 豊富なパステル画は、1万点の素描、5万点の版画をコレクションしています。17世紀の農民の姿を描いたル・ナン兄弟や、シャルダン、ミレーなど巨匠、さらにはジャンヌ・ダルクをテーマにした絵画もオルレアンならでは作品などの展示もあります。
    1 rue Fernand Rabier 45000 Orléans
  • ケ・ブランリー美術館

    (Musée du quai Branly - Jacques Chirac)
    museumname
    ケ・ブランリージャック・シラク美術館は、パリ7区、セーヌ川のほとりのケ・ブランリー(ブランリー河岸)にあります。 2006年にできたばかりで、アフリカ、アジア、オセアニア、南米の美術・工芸品などを展示しています。ジャン・ヌーヴェル設計の土色の建物と、パトリック・ブランがデザインした植栽の壁、ジル・クレモンによる庭園があり、自然と調和している空間です。 アフリカ、アジア、オセアニア、アメリカ大陸の4つの常設展示スペースと、年間約10本を開催する企画展スペースでは、古代から現代までの西洋世界とは異なる文化文明を、生活用品、祭祀の装飾品、宝飾品のコレクションや、写真や映像で紹介しています。
    37 Quai Branly, 75007 Paris
  • パリ装飾芸術美術館

    (Musée des Arts décoratifs)
    museumname
    パリ装飾芸術美術館は、ルーブル博物館があるルーブル宮の中にあり、1905年に開館しました。1897年に装飾美術館組合が建物の使用を許可され、1904年には付属する図書館、そして1905年に装飾美術館が誕生しました。100年以上もの歴史を誇り、約15万点ものコレクションを収蔵しています。 内装工事と所蔵品の修復のため閉館していましたが、2006年にリニューアル・オープン。展示点数を6,000点にまで絞り込み、よりわかりやすい展示方法に切り替えました。 またエントランスの吹き抜けのギャラリーには、天井から自然光が入る明るい空間に。床のモザイクや優雅なレリーフが美しく、この美術館を印象づける素晴らしい空間となっています。
    107 rue de Rivoli 75001 Paris
  • マルモッタン美術館

    (Musée Marmottan Monet)
    museumname
    パリ16区にあり、フランス印象派の画家クロード・モネの作品のコレクションで知られる美術館です。特に"印象派"という流派名の由来となったモネの代表作『印象・日の出』を所蔵していることで有名です。 閑静な高級住宅街に佇むこの美術館は、19世紀末に、ヴァルミー公爵の狩猟用の別荘だったものを収集家のポール・マルモッタンが邸宅に改造し、彼の死後1934年に美術館として公開しました。ポール・マルモッタンが収集した新古典主義絵画や美術工芸品は荘重な雰囲気。一方で、ベアト・モリゾの絵画や、ジョルジュ・ウィルデンスタインの中世彩色写本などの他、モネを中心とする印象派コレクションが展示されています。
    2, rue Louis Boilly 75016 Paris
  • プティ・パレ美術館

    (Le Petit Palais)
    museumname
    プティ・パレ美術館は、1900年のパリ万博万国博覧会のために建てられた建物が、1902年にパリ市所有の作品を展示する美術館としてオープンしました。 古代ギリシャからルネサンスの絵画・彫刻・陶器、東欧の宗教絵画、18世紀、アール・ヌーヴォーの室内装飾や、写真、デッサンなど多岐に渡ります。 2005年にリニューアルされ、自然光が差し込む明るい展示スペースや、庭園を見ながら休憩できるカフェ特に人気を博しています。様々なイベントや講演会も盛んで、国やパリ市が主催する文化遺産の日や白夜祭などにも積極的に参加しています。
    Avenue Winston Churchill, 75008 Paris
  • コニャック=ジェイ美術館

    (Musée Cognacq-Jay)
    museumname
    元は貴族が住んでいたというマレー地区にあるコニャック・ジェイ美術館は、大手百貨店「サマリテーヌ」の創始者であるルイーズ・ジェイとアーネスト・コニャックが集めたコレクションを展示しています。コニャックとジェイ夫妻は美術館や植物園の建設などに力を注ぎ、1929年にコニャックのコレクションをパリ市に遺贈し、当美術館が開館しました。 ワトーやブーシェ、フラゴナール、モーリス・カンタン・ド・ラ・トゥールなど18世紀の美術絵画やマイセン磁器、タペストリー、家具の名品などを所蔵・展示しています。また、絵画、彫刻だけでなく家具調度品や陶器、タペストリー、宝飾品なども所蔵していいます。
    8 rue Elzévir 75003 Paris
  • ルーヴル美術館

    (the Louvre)
    museumname
    パリにあるフランスの国立美術館で、世界屈指規模の美術館として知られています。フランス王・フィリップ2世が、12世紀に要塞として建設したルーヴル城(ルーヴル宮殿)がルーヴルの起源です。城塞、王宮、美術館と姿を変えながら現在の美術館へ発展しました。60,000㎡の展示スペースに、先史時代から19世紀までの美術作品約3万5千点の収蔵品が展示されています。年間の入場者数は900人を超え、世界屈指の美術館と言えるでしょう。1983年、ミッテラン大統領によって「大ルーヴル計画」が行われ、今日のシンボルであるガラスのピラミッドが誕生しました。2012年にはフランス北部のランス、2015年にはアラブ首長国連邦のアブダビに別館をオープンしています。
    99 rue de Rivoli 75001 Paris
  • オルセー美術館

    (the Mus e d'Orsay)
    museumname
    年間300万人以上が訪れる、パリの19世紀美術専門の美術館。印象派の画家の作品が数多く収蔵されていることで有名です。1900年のパリ万国博覧会のために建設されたオルセー駅を改造し、1986年にオルセー美術館として開館しました。絵画、彫刻、デッサン、美術工芸品、写真など、新古典主義から象徴主義までの19世紀の豊富なコレクションがあります。とりわけ、マネ、モネ、ゴッホ、セザンヌなどの印象派の作品コレクションは秀逸。パリ・オペラ座の彫像や天井画の習作など、オペラ座に関する資料や万国博覧会の出品作品など、19世紀のパリを彷彿させる歴史的資料も充実しています。
    62 rue de Lille 75343 Paris
  • ヴェルサイユ宮殿美術館

    (Château de Versailles)
    museumname
    1682年から1789年までの100年余りの間、王宮として使用され、フランスの政治の中心であったヴェルサイユ宮殿。ルイ14世が住み、フランス革命勃発まで使用されたのがヴェルサイユ宮殿です。ルイ14世はこの地にフランス宮廷と政府の本拠を移し、宮廷文化を花開かせました。宮殿と庭園は、建築家マンサールやル・ブラン、造園家のル・ノートルが手がけ、1979年に世界遺産に登録。コレクションは、6000点の絵画、1500点の彫刻など、中世から20世紀までフランスの歴史を代表する逸品がコレクションされています。またルーヴルと並び、ナポレオンゆかりの品々を所蔵する美術館でもあります。
    Château de Versailles, 78008 Versailles
  • ポンピドゥーセンター国立近代美術館

    (Centre Pompidou)
    museumname
    ポンピドゥー・センターは、パリ4区のサン=メリ地区にある総合文化施設です。1969年に、近代芸術の愛好家でもあったジョルジュ・ポンピドゥー大統領 (1969-1974) が、首都パリの中心部に造形芸術のほか、デザイン、音楽、映画関連の施設および図書館を含む近現代芸術拠点を設ける構想を発表し、1977年に完成しました。 館内には国立近代美術館をはじめ、公共情報図書館、国立近代美術館・産業創造センター、映画館、多目的ホール、会議室、アトリエ・ブランクーシ、カンディンスキー図書館および国立音響音楽研究所があります。美術館では芸術家や個人コレクターによる寄贈で約6500のアーティストの1万点におよぶ作品を収蔵しています。
    Place Georges-Pompidou 75004 Paris
  • オランジュリー美術館

    (Musée de l'Orangerie)
    museumname
    オランジュリー美術館は、フランスのパリにある印象派とポスト印象派の美術館。セザンヌ、マティス、モディリアーニ、モネ、ピカソ、ルノワール、シスレー、スーティンなどの作品を収蔵しています。 1853年にチュイルリー庭園のオレンジ温室としてセーヌ川沿岸に建設されたのがオランジュリー美術館の起源です。1920年にモネの『睡蓮』が収められることが決まり、改修工事を経て、1927年オランジュリー美術館としてオープンしました。 144点のヴァルテール=ギヨーム・コレクションをはじめ、モネ、セザンヌ、ルノワール、マティスなどの印象派、後期印象派の作品を収蔵する美術館として年間70万人が訪れています。
    Jardin Tuileries 75001 Paris
  • モネの邸宅と庭園

    (Fondation Claude Monet)
    museumname
    パリ郊外、ノルマンディー地方の入口に位置するジベルニー村には、印象派絵画のクロード・モネが晩年を過ごした家が今もそのままあり、4月〜10月末の間だけ一般公開されており、邸宅と庭園を見学することができます。 広大な庭には季節折々の美しい花々が植えられています。また、日本びいきだったモネが作った日本風庭園や名作『睡蓮』のモデルとなった実際の風景が見ることができます。 アトリエと住居としてモネが過ごした家には、当時使用してた家具やインテリアがそのまま保存されており、見学することができます。特に、ダイニングルームの壁を飾る莫大な数の貴重な浮世絵画には圧巻されます。
    84 Rue Claude Monet, 27620 Giverny
  • パリ市立近代美術館

    (Musée d'Art Moderne de la Ville de Paris)
    museumname
    パリ16区、パレ・ド・トーキョー東翼内にある美術館。1920年代から現代までのアーティストの作品を多く集めています。 1937年のパリ万国博覧会の際に開館が構想されましたが、実際の開館は1961年でした。収蔵作品は20世紀の絵画や彫刻、約8000点です。1937年万博で制作・展示された近代美術作品や家具・製品デザインもコレクションの核となっています。無料の常設展示では、2階展示室のラウル・デュフィによる巨大な壁画『電気の妖精』やマティスによる『ダンス』の連作などをはじめ、キュビズムからシュールレアリズムなど、20世紀美術史の大作を見ることができます。 また、子ども向けのワークショップを開催したり、幼稚園から高校までを対象にしたクラス単位での訪問も多数引き受けており、教育にも力を入れています。
    11 Avenue du Président Wilson 75116 Paris
  • ギメ美術館

    (Musée des Arts asiatiques-Guimet)
    museumname
    ギメ東洋美術館は、パリに位置する国立の東洋美術専門美術館です。実業家エミール・ギメによってリヨンに創設されました。東洋学、特に宗教研究に関心を寄せたギメはアジア各地を訪れ、様々な作品を集め、ここに展示しました。 1945年には、ルーヴル美術館の東洋部のコレクション全体がギメ美術館に移されたことを契機として、以来、ルーヴル美術館の東洋部の役割を果たしており、アジア以外で最大の東洋美術コレクションを誇っています。 特に、アジア美術・工芸を網羅しており、仏像、器などのコレクションも秀逸ですが、アジア諸国の貴重なテキスタイルの展示コレクションが充実。その他、膨大な資料を閲覧できる図書館など、古代から現代に至るまでのアジア諸国の文化をさまざまな角度から体験できるミュージアムです。
    6 place d'Iéna 75116 Paris
  • ロダン美術館

    (Musée Rodin)
    museumname
    オーギュスト・ロダンの作品、あるいはロダンがコレクションした美術品を中心として展示しているパリにある美術館です。ロダンの彫刻6600点、デッサン7000点、その他ロダンが収集した絵画や彫刻が収められています。 美術館の建物自体は、1908年から亡くなるまでの10年間、ロダンがアトリエとして使い、そして暮らした「ビロン館」(Hôtel Biron) を使用しています。 1911年にフランス政府がビロン館を買い取ることとなったときに、この館を気に入っていたロダンが、自己の作品及びコレクションを国家に寄付するので、美術館として残して欲しいと提案し、ロダンの死後の1919年に開館しました。 ロダンがアトリエ兼自宅としていた館がパリ近郊のムードン (Meudon) にもあり、そちらも美術館となっています。
    Hôtel Biron, 79, rue de Varenne, 75007 Paris
  • ピカソ美術館

    (Musée national Picasso, Paris)
    museumname
    ピカソ美術館は、パリの3区にある美術館。パリ国立ピカソ美術館とも呼ばれています。20世紀の巨匠、パブロ・ピカソの作品を展示しています。その多くがピカソの遺族が相続税として物納した作品が中心で、1973年に死去したピカソが最後まで手元に留めていた貴重なものが多数を締めています。 また、絵画、彫刻、デッサン、陶器、版画のほか、直筆の書簡や写真なども収めており、収蔵数は約5,000点。ピカソが収集したブラック、セザンヌ、ドガ、マティスなどの作品も所蔵・展示しています。青の時代、バラ色の時代、キュビスム、新古典主義、シュルレアリスムと年代順に展示され、ピカソの画風の変化を感じながら鑑賞することができます。
    5 rue de Thorigny 75003