メディウム

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メディウムは一般的には「媒体」という意味がありますが、アートにおいては広い意味ではその構成要素を指して言います。たとえば、絵画においては絵の具のことを、彫刻においては素材となる木や金属のことを「メディウム」と呼びます。サウンド・アートにおいては音をメディウムと呼ぶこともあります。

せまい意味では、絵の具を塗り合わせるときに用いる媒介材や、絵の具に含まれている接着成分をメディウムと言い、目的に応じてさまざまなメディウムがあります。
例えば、やわらかくなめらかな質感を表現できるものや、逆につや感をおさえてマットな質感を表現できるもの、さらには透明感を出せるものや、あえてザラザラとした質感に見せることができるものなどがあります。ほかにも、耐候性が高くなるものや、盛り上げ感が出るもの、逆に平面的な仕上がりになるものなど、アートとともにメディウムも進化し続けています。

メディウムが進化したことで、素人でも面白い表現が簡単に出せるようになった反面、「アートとは何か?」という問いも深まりました。
メディウムは、絵画においてもはやなくてはならない重要な絵の具の成分となっていますが、素材に頼るあまり創造性が損なわれる危険性もはらんでいます。