タブロー

Tableau
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タブローはフランス語で、壁画ではなく、板絵やキャンバス画のことを指します。
ルネサンス期、壁絵のテンペラかモナ・リザの方にキャンバスに油彩画を違いを表すものとして用いられています。
同時にタブローは油絵の完成作品をも指します。画家は習作として、あるいはトレーニングとして、デッサンをしたり、模写をしたりすることとは違い、完成させることを前提として製作された作品も、タブローと言います。
とはいえ、人間誰しも道半ば。タブローといっても、トレーニンングとしての作品もあったりします。また、タブロー・ヴィヴィアンといって、その主題に沿った衣装を着た役者などが、絵画のような情景を作ることにも、この用語は使われます。
クリスマスの時期は特に顕著で、キリスト教系の教育機関では、クリスマスタブローとして、キリスト生誕の概要を表したタブロー・ヴィヴィアン、あるいは寸劇が行われることがあります。