藤森照信

Terunobu Fujimori    
1946年-
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国籍
日本
ジャンル
アーティスト解説
藤森照信は日本の建築史家、建築家です。日本と東アジアを研究フィールドとし、近代建築史・都市史研究の第一人者として多くの業績を残しています。建築家としてのデビューは遅く、44歳の時に長野県茅野市の神長官守矢史料館を設計したのが始まりでした。藤森は「自然素材をどう現代建築に生かすか」「植物をどう建築に取り込むか」をテーマに建築に取り組み、屋根にタンポポやニラが植えられた住宅「タンポポハウス」「ニラハウス」、自然木を柱にした鳥の巣箱のような茶室など、建築の通念を軽やかに超える独創的な作品を発表しています。奇想天外で斬新な発想、自然素材と人工素材の大胆な組み合わせ、新しさと懐かしさの共存が、藤森作品の特徴です。80年代には作家の赤瀬川原平、南伸坊らと「路上観察学会」「縄文建築団」を結成し、自由な発想とユーモア、無用で役に立たないものに価値を見出す遊び心、フィールドワークや素人施工の現場の行動力などで、「建築」の間口を世の中に広く開きました。2016年には東京都江戸東京博物館館長に就任。その深く確かな学術的知見と温かく稚気あふれるユーモアで、建築と建物を知り体験する更なる楽しみに、わたしたちを誘ってくれそうです。
経歴

    1946年 長野県に生まれる。

    1971年 東北大学工学部建築学科卒業。

    1974年 堀勇良ら研究仲間と建築探偵団を結成、各地に残る近代洋風建築の調査を開始する。

    1979年 東京大学大学院東京大学生産技術研究所にて村松貞次郎に師事。論文「明治期における都市計画の歴史的研究」により工学博士号を取得。

    1985年 東京大学生産技術研究所助教授に就任。

    1986年 「建築探偵の冒険・東京篇」でサントリー学芸賞を受賞。赤瀬川原平、南伸坊らと路上観察学会を結成。

    1991年 「神長官守矢史料館」で建築家としてデビュー。

    1996年 「全調査東アジア近代の都市と建築」出版。

    1997年 「赤瀬川原平氏邸に示されたゆとりとぬくもりの空間創出」で第29回日本芸術大賞(財団法人新潮文芸振興会)を受賞。

    1998年 東京大学生産技術研究所教授に昇格。日本近代の都市・建築史の研究(「明治の東京計画」及び「日本の近代建築」)により日本建築学会賞(論文)を受賞。

    2001年 「熊本県立農業大学校学生寮」で日本建築学会賞(作品賞)を受賞。

    2006年 第10回ヴェネツィア・ビエンナーレ建築展で日本館のコミッショナーを務める。

    2010年 東京大学を定年退職、工学院大学教授に就任。

    2014年 工学院大学を定年退職。

    2016年 東京都江戸東京博物館館長に就任。

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