いのちと向き合った医師たちの挑戦 ~江戸期の医療とモノづくり~

会期終了

Information

 
会期2021年10月2日〜2021年12月19日
会場 トヨタ産業技術記念館
入場料 館の入場券(常設展)でご覧いただけます。
大人 500円
65歳以上 300円
中高生 300円
小学生 200円
※障害者手帳をお持ちのご本人とその付添の方1名は無料
開館時間 9:30~17:00(入場受付は16:30まで)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌日)
電話番号 052-551-6115
住所 〒451-0051 名古屋市西区則武新町4-1-35
アクセス ■公共交通機関をご利用の場合
・名鉄 名古屋本線「栄生駅」下車、徒歩3分
・なごや観光ルートバス“メーグル”
 名古屋駅バスターミナル11番のりば「なごや観光ルートバス“メーグル”」乗車
「トヨタ産業技術記念館」(敷地内)下車すぐ
・タクシー「名古屋駅」から5分

■お車をご利用の場合
名古屋高速6号清須線「明道町出口」から5分程度。
名古屋高速都心環状線「丸の内出口」から10分程度。

駐車場(無料)/乗用車 220台、バス 10台
地図 Google MAPで見る
公式HP https://www.tcmit.org/toyotacollection2021/

展示内容・解説

江戸期、日本の医師たちは東洋医学・西洋医学の知識を貪欲に吸収しつつもそれを応用し、国内で手に入る身近な素材を使って薬や道具を作るなど、この国の風土に合わせた“日本流”医療の発展に尽くしました。

当時の日本の特徴は、識字率が極めて高かったことに加え、ためになる知識は惜しみなく広めようという気風にあります。医師たちは伝え聞いた知識のみならず、自らの経験も付け加え、次々と書物に著しました。こうして医師を目指す者が書物で勉学に励み、活躍する医師がまた書物に著すということを繰り返し、卓越した医師や技師たちを多く輩出する素地を作り上げていきます。

本企画展の一番の見どころは、当時大変恐れられていた感染症のひとつ、天然痘との闘いです。まだ、細菌やウイルスのことがわかっていなかった時代に、海外から伝わった種痘という感染症予防を試行錯誤のなかから習得し、想像を絶する手間と時間をかけて、日本を縦断するようにやり遂げたその偉業もご紹介します。

いつの時代も願いはひとつ。「人のいのちを救いたい」
そこにある「志」や「気概」を感じていただけるのではないでしょうか。

そのほかにも、植物のおしべ・めしべの名付け親でもある地元名古屋の名医「伊藤圭介」の業績や、西洋人も驚いたとされる竹製の顕微鏡、鍼治療の訓練用にツボ(経穴)を示す人体模型(銅人形)、江戸時代から明治時代にかけて発展した電気治療器「エレキテル」など、貴重な展示品も見どころです。

「歴史は繰り返す」

江戸時代――遠い昔のようで、現代にも受け継がれる“いのちと向き合った医師たちの挑戦”。今は変わったこと、そして変わらないことは何か。江戸期の医療とモノづくりを通じて、少し立ち止まって考えていただくきっかけになれば幸いです。
(公式HPより)

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