神秘と象徴の中間:草間彌生のモノクローム

会期終了

Information

 
会期2021年4月29日〜2021年12月26日
会場 草間彌生美術館
入場料 一般 1,100円
小中高生 600円
※未就学児は無料。団体割引の設定はありません。
開館時間 11:00〜17:30
休館日 月曜日 火曜日 水曜日 (祝日を除く)
電話番号 03-5273-1778
住所 〒162-0851 東京都新宿区弁天町107
アクセス 東京メトロ東西線「早稲田駅」出口1から徒歩約7分
都営地下鉄大江戸線「牛込柳町駅」東口から徒歩約6分
都営バス 白61、バス停「牛込保健センター」または「牛込弁天町」より徒歩すぐ。
地図 Google MAPで見る
公式HP https://yayoikusamamuseum.jp/home/

展示内容・解説

隠すことがすべての顕示であるような、あるいは桃の実につけられた小さな虫の穴が却ってそのいのちをあらわすような、そうした方法によって、私は神秘をあらわしたいのです。神秘と象徴の中間に横たわる世界に身をひそめて生きたいと思います。
―草間彌生「イワンの馬鹿」、1955年

古来より、水墨画や単彩画として東西に親しまれるモノクローム(単色)絵画は、20世紀美術における抽象表現の歩みとともに、様々な美術運動において展開されてきました。
草間彌生もまた、モノクロームの作品を数多く制作しており、1959年の発表以降制作が続く「無限の網」に代表されるモノクローム絵画に始まり、白や金・銀1色で塗りつぶしたソフト・スカルプチュア、単色でありながらあらゆる色を反射する鏡の部屋や、単色の花で空間を埋め尽くすインスタレーション、最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」での、稀有な色彩感覚で組み合わされたモノクロームの作品群など、草間は単色あるいは地色と描画色の2色に限定したパレットでの制作を継続して行っています。
図と地が流動的で、オールオーヴァーに作品表面を覆い、さらには作品の外へも拡がる印象を与えるこれらの作品において、モノクロームは反復を強調し、あるいは集積をひとつに取りまとめ、その強烈な視覚性とドライヴ感の増幅に大きな役割を果たしています。
本展では、初期から現在に至るまで草間が継続して制作する多様なモノクローム作品を展覧し、草間が一貫して追求する自己消滅の表現における反語的な色彩の探求ともいえる独自のモノクロームの世界をご紹介いたします。
(公式HPより)

アーティスト

  • 草間 彌生

近隣イベント

TOP