松村晃泰 展「視線の行方」
Information
会期 | 2021年11月16日〜2021年11月21日 |
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会場 | 天神山文化プラザ |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 9:30~17:00(最終日は16:00まで) |
休館日 | 月曜日、年末年始(12月28日~1月4日) |
電話番号 | 086-226-5005 |
住所 | 〒700-0814 岡山市北区天神町8-54 岡山県天神山文化プラザ |
アクセス | ■公共交通 JR岡山駅からバスで四御神行、または瀬戸駅行「表町入口」下車、 または藤原団地行「天神町」下車、または路面電車で東山行「城下」下車徒歩3分 ■マイカー JR岡山駅から約5分 駐車場/23台 無料 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://tenplaza.info/event/detail.php?i=2200 |
展示内容・解説
天プラ・セレクションは、岡山県ゆかりの美術作家を個展形式で紹介する、天神山文化プラザの企画展シリーズです。vol.95として、彫刻家 松村晃泰 の個展を開催します。
松村晃泰は、岡山市在住の彫刻家です。大阪芸術大学大学院で彫刻を専攻し、幅広い素材と向き合った経験をもって、素材から美を引き出すべく制作を続けています。
松村の作品は、素材と向き合う飽くなき好奇心と探求心に彩られています。近作のPhantomシリーズは、石とガラスを融合させた作品で、質量のある実像としての石と、周りの景色を取り込み虚像として働くガラスとの対比が、私たちに実存とは何かを問いかけます。
松村が価値を置くのは、美術品として残っていく彫刻そのものではなく、彫刻を通して人の中に起こる経験です。松村は石の質感と質量による彫刻との対面感覚に加えて、ガラスの反射と屈折によって取り込まれる周囲の光との共鳴と実在感の喪失、さらには作品側からの視点をも提示し、多面的な体感を鑑賞者に与えます。それは情報があふれる現代において多種多様な視点がぶつかり合い絡み合って織り成される人間社会を思い起こさせ、また、折り合いのつかない様々の感情が渦巻く「人」そのものも感じさせます。
「美しい風景が見たい。そのために制作している。」と語る松村。その根底には、複雑で見極めることが難しくなった世界の中で、実像を見極め続けていく意志が感じられます。私たちは未来に何を見たいと望むのか、何を創造したいのか。松村が提示する多面的な視点の先に、「実像を見極め続ける」ことの中にある「生」を感じていただけたらと思います。
(公式HPより)
アーティスト
- 松村 晃泰