角屋の螺鈿展

もうすぐ終了

Information

 
会期2021年9月15日〜2021年12月16日
会場 角屋もてなしの文化美術館
入場料 一般1000円
中高生800円
小学生500円
2階座敷は1日4回の案内(10時15分、13時15分、14時15分、15時15分)。
別途料金800円、中高生600円、小学生以下のご見学はお断りします。
開館時間 午前10時~午後3時40分まで(当面の間)
休館日 月曜日(月曜祝日の場合は翌日休館)
住所 〒600-8828 京都市下京区西新屋敷場屋町32
アクセス ◎阪急電車四条大宮駅から
市バス207番・206番:島原口下車、花屋町通を西にまっすぐ突きあたり(徒歩10分)
◎JR京都駅から
市バス205番:七条壬生通下車、壬生通を北へ、正面通(一つ目の信号)を西へ、突きあたりの公園を北へ(徒歩10分)
◎JR丹波口駅から
千本通を高架線沿いに南へ、住吉神社横西門跡から入る(徒歩7分)
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公式HP http://sumiyaho.sakura.ne.jp/page/art_museum.html#detail

展示内容・解説

「螺鈿」とは、夜光貝や鮑あわび貝等の光を放つ貝を薄く切り抜いて、漆器などに嵌はめ込み飾り付ける技法であります。

角屋の二階に、「青貝の間」と称する座敷があります。室内は、壁や建具を螺鈿尽しにしつらえて、異国情緒を醸しだしています。とりわけ目を瞠みはるのは螺鈿を施された壁で、この技法は角屋以外には見らないようです。

「青貝の間」の螺鈿の壁は、現在黒壁のようになっていますが、これは燭台の蝋燭の油煙で黒ずんだためで、当初は「九条土壁」の浅葱あさぎ色(ブルーグレイ)でありました。浅葱色のままであれば、螺鈿の花菱亀甲文や七宝繋文しっぽうつなぎもんが、今ほど浮き立たなかったと思われます。そして壁の表面には、作者の名前が螺鈿によって、「泥水匠亀松創造之でいすいしょうかめまつこれをそうぞうす」といかにも誇らしげに嵌め込まれております。「泥水匠」とは、中国で左官職を意味します。また庭に面した露台(ベランダ)や火燈窓のギヤマンも、中国風のしつらいになっています。

さらに、「青貝の間」用に、李白の七言絶句「峨眉山月歌」を画題とした、螺鈿の掛幅「青貝峨眉山月ノ図」が遺っております。その題箋には、「本朝無類 青貝峨眉山月之図画賛」と記されております。巻いて収納する掛幅に螺鈿が施されていると、使用する度に螺鈿が剥落します。それを敢えて行う技法は、まさしく「本朝無類」と言えます。

その他角屋には、「月下唐人物螺鈿四方盆」「杜若螺鈿蒔絵丸膳」「朝顔螺鈿蒔絵吸物膳椀」の食器類、「牡丹唐草螺鈿料紙箱」「鶴蒔絵螺鈿料紙箱」の文房具、「瓢蒔絵螺鈿手焙」「紅葉賀蒔絵螺鈿火鉢」の暖房具など、螺鈿装飾による調度類が伝来しております。

また、一階の「松の間」には、大座敷用の「朱漆雲龍文螺鈿衝立ついたて」が伝わります。この衝立は、400年前の琉球螺鈿であることが判明しております。当初の衝立の絵は桃山時代の狩野光信筆「帝鑑図」でありましたが、文政4年(1821)に表を岸駒がんく筆「鷲図」、裏を岸良がんりょう筆「布袋図」に入れ替えられました。衝立の枠と台座については当初のままで、朱漆の琉球螺鈿による祝い文の雲龍文や花菱亀甲文の装飾が見られ、饗宴の場にふさわしい趣向となっております。

以上のように、角屋に遺る螺鈿のしつらいや調度類によって、揚屋のおもてなしの雅趣をうかがうことができます。

本展は、15年ぶりの展示であり、この機会にぜひご高覧賜りますようご案内申し上げます。
(公式HPより)

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