線を重ねる
Information
会期 | 2021年11月20日〜2022年1月15日 |
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会場 | ユミコチバアソシエイツ |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 12:00-18:00 |
休館日 | 日、月、祝日、2021年12月26日(日)- 2022年1月10日(月) |
住所 | 〒160-0023 東京都新宿区西新宿4-32-6 パークグレース新宿#206 |
アクセス | 西新宿五丁目駅より徒歩5分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | http://ycassociates.co.jp/exhibitions/2021/11/16/1453/ |
展示内容・解説
美術家・冨井大裕の新作個展を開催いたします。冨井は、主に既製品や日用品に最小限の手を加えた明解な構成手法からなる作品を通じて、彫刻の新たな可能性を探ってきました。
今回は、2018年にvoid +で発表した、ファッションブランド「tac:tac」のデザイナーが引いた服のパターン、型紙を元に作られた彫刻作品をさらに展開したものになります。冨井は、今回の新作で、既製品などの物体を用いるのではなく、あくまで他者が引いたパターンに「線を重ねる」ことによって彫刻を展開します。それは、二次元の平面上に展開されるパターンと呼ばれる「線」を引くことから服という三次元の立体を立ち上げていく衣服のデザインと、彫刻という立体が重なり合う(あるいは重ならない)地点を考えることであると同時に、「線を引くこと」を通じて、二次元の絵画と三次元の彫刻との関係を問い直すものであると言えるかもしれません。同時に、衣服と彫刻との交差は、両者が共通して、人体に強く拘束された表現であることも示唆しています。結果として、冨井の彫刻の「線を重ねる」行為は、衣服、彫刻、絵画、あるいは平面と立体とのあいだに、文字通り線を重ね、引き直す試みになると言えるでしょう。冨井大裕の新作個展を、ぜひご高覧ください。
(公式HPより)
アーティスト
- 冨井 大裕