よみがえる正倉院宝物―再現模造にみる天平の技―

まもなく開始

Information

 
会期2022年1月26日〜2022年3月27日
会場 サントリー美術館
入場料 当日
一般 1,500円(1,300円)
大学・高校生 1,000円(800円)
中学生以下 無料

※()内は前売り
※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料
開館時間 10:00~18:00
※金・土および2月10日(木)、3月20日(日)は20:00まで開館
※入館は閉館の30分前まで
休館日 火曜日(3月22日は開館)
電話番号 03-3479-8600
住所 〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階
アクセス 【地下鉄をご利用の場合】
・都営地下鉄大江戸線 六本木駅出口8より直結
・東京メトロ日比谷線 六本木駅より地下通路にて直結
※地下通路途中に階段があります。
・東京メトロ千代田線 乃木坂駅出口3より徒歩約3分

【バスをご利用の場合】
・都営バス(渋谷発) 都01「六本木駅前」下車 徒歩約2分
・ちぃばす(赤坂ルート) 「六本木七丁目」、「檜町公園」下車 徒歩約1分

【お車・バイクでお越しの場合】
美術館に専用駐車場はありません。
お車にてご来館される方は東京ミッドタウンの駐車場をご利用ください。

〈ICからのアクセス〉
・目黒方面より 首都高速都心環状線「飯倉」出口下車 約1,200m
・渋谷方面より 首都高速3号渋谷線「渋谷」出入口下車 約2,900m
・池袋方面より 首都高速都心環状線「霞ヶ関」出入口下車 約2,080m
・新宿方面より 首都高速4号新宿線「外苑」出口下車 約2,270m

〈東京ミッドタウンの駐車場のご案内〉
・営業時間: 年中無休24時間営業
・料金: ¥300/30分

【自転車でお越しの場合】
・駐輪場営業時間: 7:00~24:30
・料金: ¥100/60分
※駐輪場のご利用は3時間まで無料です。
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公式HP https://shosoin.exhibit.jp/

展示内容・解説

【展覧会について】
天皇陛下の御即位をはじめとする皇室の御慶事を記念し、正倉院宝物の精巧な再現模造の数々を一堂に公開する展覧会を開催します。
正倉院宝物とは、奈良・東大寺の倉であった正倉院正倉に伝えられた約9000件におよぶ品々です。
聖武天皇ゆかりの品をはじめ、その多くが奈良時代の作で、調度品、楽器、遊戯具、武器・武具、文房具、仏具、文書、染織品など多彩な分野にわたります。
中には、西域や唐からもたらされた国際色豊かな品々も含まれるなど、天平文化華やかなりし当時の東西交流もうかがい知ることができます。
しかし、1300年近くという長い時代を経て今日にいたる正倉院宝物は、きわめて脆弱であるため、毎年秋に奈良で開催される「正倉院展」で一部が展覧される以外はほとんど公開されてきませんでした。

正倉院宝物の模造製作は、明治時代に奈良・東大寺で開催された奈良博覧会を機に始められました。
明治時代後半より、宮内省正倉院御物整理掛のもとで、模造製作は修理と一体の事業として取り組まれましたが、昭和47年(1972)からは宝物を管理する宮内庁正倉院事務所によって宝物の材料や技法、構造の忠実な再現に重点をおいた模造製作がおこなわれるようになります。
以来、人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技と最新の調査・研究成果との融合により、優れた作品が数多く生み出されてきました。

本展は、これまでに製作された数百点におよぶ再現模造作品のなかから、選りすぐりの逸品を一堂に集めて公開するものです。
再現された天平の美と技に触れていただくとともに、日本の伝統技術を継承することの意義も感じていただけることと思います。

なお、本展は奈良国立博物館での開催を皮切りに、名古屋、沖縄、福岡、新潟、北海道、東京など全国を巡回する予定です。

※出品作品はすべて再現された模造です。
※会場によって一部出品作品が異なります。
※会場によって展示替えを行う場合があります。


【みどころ】

〈みどころ1 逸: 再現模造の逸品を一堂に集めて公開するおよそ20年ぶりの展覧会〉
天皇陛下御即位をはじめとする皇室の御慶事を記念し、明治時代からおこなわれてきた正倉院宝物の再現模造事業で製作された数百点におよぶ作品の中から、調度品・楽器・染織品・仏具など多彩な分野から選りすぐりの100点近くが出品されるかつてない規模の展覧会です。
※巡回会場毎に展示作品は一部入れ替わり、また展示作品数も異なります。

〈みどころ2 技: 人間国宝ら伝統技術保持者の熟練の技に触れる展覧会〉
およそ1300年の時を経て、正倉院宝物の製作当初の鮮やかな姿が、現代の名工たちの技によってよみがえります。
また、正倉院宝物に見ることのできる特殊な技法や素材に焦点を当て、模造製作の際の映像や関連資料なども作品とともに紹介し、再現模造事業を通じて継承された日本の伝統技術もご覧いただきます。

〈みどころ3 極: 技法と芸術性の完全再現を目指した究極の伝統工芸品〉
明治・大正・昭和・平成と続き今日にいたる再現模造事業では、継承された伝統の技に加え、CTスキャンなどの最新の技術が融合することにより、内部構造までも再現した逸品が次々と製作されています。
本展では平成最後の年に8年がかりで完成した「模造 螺鈿紫檀五絃琵琶」を筆頭に、近年製作された再現模造作品も紹介します。
現代の名工たちが、伝統工芸と最新の科学技術を融合させて再現した天平美の芸術的深みや品格が最大の見どころです。


【第1章 楽器・伎楽】
正倉院宝物は、聖武天皇の御遺愛品が東大寺の大仏に捧げられたことに始まります。
献納された品々は調度品、楽器、遊戯具など多彩です。
本章では正倉院宝物の中から様々な工芸技法によって美しく装飾された「螺鈿紫檀五絃琵琶」をはじめとする楽器類の模造をご紹介いたします。
また、大仏開眼会の際に演じられた伎楽の面や衣装などの模造も展示されます。
鮮やかな色彩でよみがえった天平の精華をご覧ください。

【第2章 仏具・箱と几・儀式具】
奈良時代の社会では、律令制と仏教による護国体制が敷かれました。
宮廷では国の統治のための儀式がとり行われ、大仏を擁する東大寺では壮麗な儀礼と仏前への献物が盛んに行われました。
正倉院に伝来した、年中行事に関わる儀式具、東大寺ゆかりの仏具や箱・几の数々は、こうした世相を背景につくられたものです。
多様な素材・技法が駆使された品々は、たしかな技術と美意識に裏付けられた天平工芸の水準の高さを物語ります。

【第3章 染織】
養蚕は今から約5〜6000年前に中国で始まったと言われています。
やがて養蚕や絹織物は大陸の東西へと広がり、日本においても奈良時代になると全国的に養蚕が行われていました。
絹織物の基本ともいえる平織りの絁(あしぎぬ)、綾、羅、そして複雑な文様を表した錦など多彩な織り技法による復元品をご紹介します。
また『国家珍宝帳』の筆頭に記載された聖武天皇御遺愛の袈裟である「七条織成樹皮色袈裟」ほか袈裟に関わる一連の由緒ある品の模造をご覧ください。

【第4章 鏡・調度・装身具】
正倉院宝物の種類はじつに多種多様ですが、なかでも鏡をはじめ薫炉(くんろ)・厨子・双六局などの調度品や、帯・刀子などの装身具は、その技術の高さにおいて宝物を代表するものと言えます。
こうした宝物を、材質・形状・文様・技法等あらゆる面で忠実に再現することは、天平の工芸品の息吹をいまに伝えるだけでなく、後世の日本の工芸を発展させる原動力ともなりました。

【第5章 刀・武具】
正倉院は古代の武器・武具の宝庫でもあります。争乱の続いた奈良時代、正倉院から武器が出蔵されることもありました。
55口残る大刀のなかには、装飾を凝らした儀仗用の大刀がある一方、実用本位の大刀も少なくありません。
多数伝わる矢は、矢羽根の多くが失われていますが、模造により当初の姿が復元されました。
武器・武具が示す華麗な装飾はもちろん、優れた機能美の世界をご覧ください。

【第6章 筆墨】
奈良時代の役所は文書によって運用されていました。
文書行政の実態は、660巻余り伝わる正倉院文書にうかがうことができます。
正倉院文書は東大寺写経所が伝えた帳簿群が中心ですが、よそで不要になった紙の裏を使うケースが多かったことから、多種多様な文書が残りました。
展示では多色コロタイプ印刷による精緻な模造によって、正倉院文書の全体像に迫ります。

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