お殿様と狩野派 ―秋田藩主佐竹氏と藩絵師狩野秀水家―

会期終了

Information

 
会期2022年4月4日〜2022年5月22日
会場 會津八一記念博物館
入場料 無料
開館時間 10:00~17:00
休館日 水曜日、4月29日、5月3日~5日
電話番号 03-5286-3835
住所 〒169-0051 東京都新宿区西早稲田1-6-1 早稲田キャンパス2号館
アクセス ■電車
○JR山手線・西武新宿線「高田馬場」駅から徒歩20分
○東京メトロ東西線「早稲田」駅(3aまたは3b出口)から徒歩5分
○東京メトロ副都心線「西早稲田」駅から徒歩20分
○都電荒川線「早稲田」駅から徒歩5分

■バス
都営バス「高田馬場」駅前から「早大正門行」終点下車徒歩1分
地図 Google MAPで見る
公式HP https://www.waseda.jp/culture/aizu-museum/news/2022/02/24/4476/

展示内容・解説

江戸時代の大名たちのお側には多様な職業の人々が仕えていました。絵師もその中の1つであり、彼らは「御用絵師」や「藩絵師」などと称されます。狩野派の絵師である狩野秀水求信(1773~1837)は、文化2年(1805)に秋田久保田藩第9代藩主・佐竹義和の藩絵師に召し抱えられた人物です。その後、藩絵師を世襲した秀水の一族は藩主佐竹氏に仕え、彼らが残した粉本・下絵などの絵画資料が今もその子孫に伝えられています(当館寄託、通称「狩野秀水家資料」)。

秀水は当時の一流文化人に囲まれていたことも注目されます。朝岡興禎による画人伝『古画備考』の有力な情報提供者である菅原洞斎は彼の実兄であり、白河藩主・松平定信や谷文晁、屋代弘賢らと交わった人物です。また、主君である義和は芸術文化に深い関心を示した藩主でしたが、それは秋田蘭画の絵描きとして知られる父・佐竹曙山(第8代義敦)からの影響も考えられるでしょう。

「狩野秀水家資料」について、当館では2018年より詳細な調査を実施しました。その中で、秀水求信やその子孫である秀玉、秀元貞信、秀水義信、あるいは秀水の生家である菅原家の絵師たちが、主君の要望にいかに応えてきたのか、その仕事の実態が見えてきました。狩野派の画技学習における重要性が注目されることの多い粉本資料について、本展覧会では「お殿様と絵師の関わり」という新たな着眼点から探ります。
(公式HPより)

アーティスト

  • 狩野秀水求信

近隣イベント

TOP