悠久のとき

会期終了

Information

 
会期2022年3月3日〜2022年6月5日
会場 武蔵野市立吉祥寺美術館
入場料 常設展 100円
開館時間 10:00~19:30
休館日 2022年3/30(水)~4/15(金)、4/27(水)、5/25(水)
電話番号 0422-22-0385
住所 〒180-0004 東京都武蔵野市吉祥寺本町1丁目8−16 コピス吉祥寺A館 7F
アクセス JR、京王井の頭線吉祥寺駅中央口(北口)から徒歩約3分。コピス吉祥寺A館7階
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公式HP http://www.musashino-culture.or.jp/a_museum/exhibitioninfo/2022/02/post-199.html

展示内容・解説

浜口陽三の銅版画に描かれる貝、魚、かに、ひとで…。“海”を連想させるこれらのモチーフは、浜口作品のなかでどこか異質に感じられるものの、フランス語で“マニエール・ノワール(黒の技法)”と呼ばれるメゾチントの技法を用いた、黒を基調にした明暗表現には、1979年制作の《9つの貝殻》に見られるような、“深い海の底”というイメージがしっくりと馴染ます。複雑に色を重ねるカラー・メゾチントの手法においても、魚たちが泳ぐ水の中の静かな揺らめきや、暗い海に眠る貝殻の鮮やかな色調など、微妙な光の表現を試すためには格好の設定であったのかもしれません。

浜口の暗闇に沈むような奥行きある絵画空間と対峙する際、多くの人が音のない静寂な世界を思い浮かべることでしょう。まるで、はるか昔からそこにあるような、時間が止まったような、悠久のときを感じさせる空間。

さらに、本展は、会期中、2021年の初夏から「井の頭恩賜公園の井の頭池から、恐竜の骨がみつかった」という設定でスタートした、架空の恐竜“ムサシノサウルス”がテーマの子ども向けワークショップと連動し、「ガオー!ムサシノジュラシック~小池アミイゴと子どもたちのコラボ展」<2022年3月3日(木)~3月29日(火)>の会場の一部となります。

いつもとは少し発想を変えたとき、作品との新しい出会いがあるかもしれません。本展を通して、“悠久のとき”を感じさせるふたつの世界を楽しんで頂ければ幸いです。
(公式HPより)

アーティスト

  • 浜口 陽三

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