植田正治:白と黒の形態

会期終了

Information

 
会期2022年3月1日〜2022年6月5日
会場 植田正治写真美術館
入場料 一般1,000円(900円) 高校・大学生500円(400円) 小・中学生300円(200円)
※( )内は20名以上の団体料金です
※障害のある方とその付き添いの方(1名まで)は半額となります
※いずれも証明できるものをご持参ください
開館時間 午前10時から午後5時(入館は閉館30分前まで)
休館日 火曜日(祝日の場合は翌日)ただし、5月4日は開館します。
住所 〒689-4107 鳥取県西伯郡伯耆町須村353-3
アクセス JR山陰本線「米子駅」からタクシーで25分
JR伯備線「岸本駅」からタクシーで5分
「米子鬼太郎空港」からタクシーで45分
米子自動車道「大山PA」から徒歩で15分(高速バスをご利用ください)
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公式HP https://www.houki-town.jp/ueda/exhibition/r3d3/

展示内容・解説

植田正治が写真をはじめた1930年代は、言うまでもなくモノクロ写真の時代でした。戦後、日本でもカラー写真の技術が普及し、写真の表現の幅、情報の質や量が飛躍的に拡大していきました。しかしながら、多くの写真家がその後も、モノクロの写真表現にこだわり、制作を続けてきました。植田正治もそうした写真家の一人です。
 写真家がモノクロ、白と黒の世界に惹かれる理由は、様々だと思います。ただひとつ言えることは、モノクロ写真には、カラー写真とは異なり、暗室作業、つまり一枚のプリントを生み出す職人的な技術と経験が必要とされたということです。そして、その確かなテクニックが、作家独自のこだわりや創意工夫を生み、表現の幅を無限に拡げたのです。植田が遺した多くのプリントの数々がそのことを雄弁に物語っています。
 1950年代から徐々に、写真雑誌にも、写真家のカラー作品が掲載されはじめました。植田もカラーでの作品を発表していますが、その後もモノクロ作品にこだわりました。1957年、写真雑誌に「白と黒の形態」という連載名で発表された作品があります。自分自身の写真スタイルを模索していた時期でもあり、植田自身、写真表現の原点に立ち帰る試みだったのかもしれません。
 今回の展覧会では、1950年代の作品を中心に、戦前の作品、シリーズ〈童暦〉、〈小さい伝記〉、〈風景の光景〉など、代表的な作品群の中から、白と黒、光と影、明と暗を強く意識した作品の数々を紹介します。デジタルでのイメージが身近にあふれている現在、あらためてモノクロ写真のシンプルでありながら、奥深い魅力を実感していただけることでしょう。
(公式HPより)

アーティスト

  • 植田正治

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