けずる絵、ひっかく絵

会期終了

Information

 
会期2022年4月9日〜2022年6月12日
会場 平塚市美術館
入場料 一般200円/高大生100円
※中学生以下、毎週土曜日の高校生は無料
※各種障がい者手帳をお持ちの方と付添1名は無料
※65歳以上で平塚市民の方は無料、市外在住の方は3割引(年齢・住所を確認できるものをご提示ください)
開館時間 9時30分~17時(入場は16時30分まで)
休館日 月曜日
住所 〒254-0073神奈川県平塚市西八幡1-3-3
アクセス JR東海道線平塚駅(東口改札)北口、または西口から徒歩約20分。
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公式HP https://www.city.hiratsuka.kanagawa.jp/art-muse/20162006_00018.html

展示内容・解説

「絵を描く」というと、線を引き、絵具を塗るという行為を連想しますが、人類最初の文化遺産として知られている洞窟壁画が、壁に動物や人間の形を線刻していることからも明らかなように、長い美術の歴史において、表現の様式は決して画一的なものではありません。本展では、絵具を削り、あるいは、引っかいた痕跡を画面にのこして仕上げた作家に注目し、所蔵品の中から、井上三綱(1899-1981)、鳥海青児(1902-1972)、内田あぐり(1949-)、岡村桂三郎(1958-)の作品約50点を展示するほか、藤沢市に在住で近年注目されている山内若菜(1977-)の作品をご紹介します。
井上と鳥海は、戦前から洋画家として活動し、欧米と日本の対比や国際的な美術の潮流の中で日本の作家として特性をいかに打ち出すかという課題を抱えていました。一方、戦後生まれの内田は人間存在の本質に迫ることに、岡村は人間と自然との関係性に、山内は傷ついた動物と自身の心を重ね合わせることに制作の要点があります。各作家の問題意識にもとづいて「けずる、ひっかく」という手法が用いられ、それが作家の表現様式として実を結んでいる点に着目し、作品をご鑑賞くだされば幸いです。
(公式HPより)

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