ヒト新生の群像 ― A GROUP PORTRAIT OF ANTHROPOCENE ―

会期終了

Information

 
会期2022年6月4日〜2022年7月9日
会場 ギャラリーヤマキファインアート
入場料 無料
開館時間 11:00 - 13:00 / 14:00 - 18:00 
休館日 日・月曜日
住所 〒 650-0022 神戸市中央区元町通 3-9-5-2F
アクセス JR ・阪神 元町駅 西口より徒歩 1 分
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公式HP https://gyfa.co.jp/exhibition/hiroko-kubo%e2%80%95-a-group-portrait-of-anthropocene-%e2%80%95.html

展示内容・解説

ギャラリーヤマキファインアートでは、気鋭のヴィジュアルアーティスト、久保寛子の個展を開催いたします。幣廊で2度目の個展となる本展では、久保がヱビデンギャラリー(広島)で2022年1月に発表をした「ヒト新世の群像-A Group Portrait of Anthropocene-」を中心に、新作と合わせて紹介いたします。

久保寛子は、1987年広島県生まれ、テキサスクリスチャン大学美術修士課程を修了後、現在広島県を拠点に活動しています。先史芸術や民族芸術、文化人類学の学説に取材しながら、生活に身近な素材を用いて農耕や偶像をテーマに制作される久保の作品は、「高松コンテンポラリーアート・アニュアル vol.10 ここに境界線はない。/?」(高松市美術館、2022)「さいたま国際芸術祭」(2020)、「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020」、「いのち耕す場所−農業がひらくアートの未来」(青森県立美術館、2019)、「まつり、まつる」(スパイラルガーデン(東京)、2018)、などで、その土地の環境に呼応しながら、人間の創造的な営みや想像力のダイナミズムを見る者に示してきました。同じ大地で暮らし、先史時代から連綿と続いてきた創造の歴史の先を生きる現代の私たちは、何を受け継ぎ、何に無関心であるのか。遠い過去の想像力と切り結びながら、先史時代を生きた祖先と、現代の私たちの生活との関係を巡り生み出される久保の作品は、見る者の原初的な創造力を奮い起こします。

久保は今回、ブルーシートを素材にした巨大な作品を、新たなインスタレーション作品として、画廊の中いっぱいに繰り広げます。キーワードは「ヒト新生(Anthropocene)」。人類の活動が、かつての小惑星の衝突や火山の大噴火に匹敵するような地質学的な変化を地球に刻み込んでいることを表す地質学の造語です。

本展では、独自の彫刻的視点から、神話や歴史を紐解き作品を展開してきた久保が、私たちの現在と未来における創造を問おうと試みます。目の前に展開された群像図は、死と生、破壊と建設、非日常と日常が混交となり、現代社会を生きる新しい人間の物語として、見る者の前に立ち現れることでしょう。関西初展示となる意欲作をぜひご高覧下さい。
(公式HPより)

アーティスト

  • 久保 寛子

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