歌枕 あなたの知らない心の風景
Information
会期 | 2022年6月29日〜2022年8月28日 |
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会場 | サントリー美術館 |
入場料 | 一般 当日 ¥1,500 前売 ¥1,300 大学・高校生 当日 ¥1,000 前売 ¥800 チケット購入 ※中学生以下無料 ※障害者手帳をお持ちの方は、ご本人と介護の方1名様のみ無料 |
開館時間 | 10:00~18:00(金・土は10:00~20:00) ※7月17日(日)、8月10日(水)は20時まで開館 ※いずれも入館は閉館の30分前まで |
休館日 | 火曜日 |
住所 | 〒107-8643 東京都港区赤坂9-7-4 東京ミッドタウン ガレリア3階 |
アクセス | 都営地下鉄大江戸線 六本木駅出口8より直結 東京メトロ日比谷線 六本木駅より地下通路にて直結 ※地下通路途中に階段があります。 東京メトロ千代田線 乃木坂駅出口3より徒歩約3分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://www.suntory.co.jp/sma/exhibition/2022_3/index.html |
展示内容・解説
古来、日本人にとって形のない感動や感情を、形のあるものとして表わす手段が和歌でありました。自らの思いを移り変わる自然やさまざまな物事に託し、その心を歌に表わしていたのです。ゆえに日本人は美しい風景を詠わずにはいられませんでした。
そうして繰り返し和歌に詠まれた土地には次第に特定のイメージが定着し、歌人の間で広く共有されていきました。そして、ついには実際の風景を知らなくとも、その土地のイメージを通して、自らの思いを表わすことができるまでになるのです。このように和歌によって特定のイメージが結びつけられた土地、それが今日に言う「歌枕」です。
こうして言わば日本人の心の風景となった歌枕は、その後美術とも深い関わりをもって展開します。実景以上に歌枕の詩的なイメージで描かれてきた名所絵や、歌枕の意匠で飾られたさまざまな工芸品などからは、歌枕が日本美術の内容を実に豊かにしてきたものである事に気づかされます。
しかし、和歌や古典が生活の中に根付いていない現代を生きる私たちにとって、歌枕はもはや共感することが難しいのではないでしょうか。この展覧会では、かつては誰もが思い浮かべることのできた日本人の心の風景、歌枕の世界をご紹介し、日本美術に込められたさまざまな思いを再び皆さまと共有することを試みます。
(公式HPより)