加藤民吉の真実-天草における九州修業-

会期終了

Information

 
会期2022年8月6日〜2022年9月11日
会場 瀬戸市美術館
入場料 一般:500円(400円)、高大生300円(240円)
※()内は20名以上の団体の場合
※中学生以下、65歳以上、妊婦、障害者手帳をお持ちの方は無料
開館時間 午前9時から午後5時(最終入館は午後4時30分まで)
※8月6日(土)は午前11時から
休館日 8月9日(火)
住所 愛知県瀬戸市西茨町113-3 瀬戸市文化センター内
公式HP http://www.seto-cul.jp/information/index.php?s=1657521223

展示内容・解説

瀬戸の磁祖である加藤民吉(1772-1824)は、明和9年(1772) 2月20日に、瀬戸の大松窯の窯元である加藤吉左衛門の次男として瀬戸西谷(現:瀬戸市西谷町)に生まれました。民吉は、一人しか家を継ぐことが出来ないという当時の瀬戸窯を保護する窯屋仲間の取り決めのために家を継ぐことが出来ず、享和元年(1801)に、父吉左衛門とともに熱田前新田の開拓に従事しながら、熱田奉行の津金文左衛門の指導のもと染付磁器の試作を行い成功させます。
当時製作され始めていた瀬戸の磁器は、肥前(現:佐賀県)の磁器と比較すると素地や釉薬などまだ劣るものでした。そこで、肥前磁器の技術を勉強するために民吉は、尾張藩や瀬戸の窯屋連中の支援の下、九州天草の東向寺(曹洞宗)の天中和尚(愛知郡菱野村出身 現:瀬戸市新田町)を頼って単身九州修業の旅に出ることとなります。九州で文化元年(1804)から文化4年(1807)まで修業し、帰国した後は習得した技術を伝え、瀬戸の磁器製造技術は飛躍的に向上しました。その功績を称え、没後の文政9年(1826)には窯神として祀られ磁祖となり、今日に至ります。
令和4年(2022)は、民吉が誕生してから250年という記念すべき年であるとともに、令和3年(2021)10月1日に瀬戸市と天草市との交流連携協定が締結されたことを記念して、本展では天草市の全面的な協力のもと、民吉が天草で修業を行っていた当時の記録などを展示し、加藤民吉の九州修業の真実を明らかにします。本展により、民吉の偉業を再認識するきっかけとなればと考えております。
(公式HPより)

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