仁科三湖の成り立ち

会期終了

Information

 
会期2022年7月23日〜2022年10月16日
会場 市立大町山岳博物館
入場料 大人450円 高校生350円 小・中学生200 円
※常設展示と共通、30 名様以上の団体は各 50 円割引
※そのほかの各種割引については窓口でお問い合わせください
開館時間 午前9時 ~ 午後5時
※ 入館は午後4時30分まで
休館日 7・8月は無休。9・10月は月曜日と祝日の翌日は休館
住所 長野県大町市大町8056-1
公式HP https://www.omachi-sanpaku.com/display/project/

展示内容・解説

仁科三湖の成因については従来、複数の異なる考えが提案されてきました。古くから、糸魚川-静岡構造線による「断層湖」であるとの説が知られていましたが、実証的な研究がされたことはありません。また、仁科三湖のうち、青木湖と佐野坂丘陵については過去の研究がありますが、中綱湖と木崎湖の成因はこれまで研究されたことがありません。

佐野坂丘陵の成因については、昭和初期に氷河説や火山噴火説が提案されました。その後、昭和60年以降に信州大学の研究者により、約3万年前に西側山地で発生した巨大崩壊(佐野坂崩壊)により旧姫川が堰き止められて、青木湖形成されたことが明らかになりました。しかし、佐野坂崩壊がどこで発生し、どのように谷を堰き止めたのかは不明でした。

今回、企画展のために延べ50日間の詳細な現地調査を行い、33年ぶりに新たな地質図を作成しました。これにもとづいて、仁科三湖と佐野坂丘陵の形成史を考察しました。本企画展では、従来研究されてこなかった諸課題を解決するための新たな説を、野外現象にもとづいて分かりやすく提示します。
(公式HPより)

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