橋爪悠也 eyewater -everybody feels the same-

会期終了

Information

 
会期2022年8月20日〜2022年9月17日
会場 Yutaka Kikutake Gallery
入場料 無料
開館時間 12:00-19:00
休館日 日・月・祝
住所 〒106-0032 東京都港区六本木6-6-9 2F
公式HP http://www.ykggallery.com/exhibitions/yuyahashizume_eyewater-everybodyfeelsthesame/

展示内容・解説

Yutaka Kikutake Galleryでは8月20日(土)から9月17日(土)まで、橋爪悠也の個展「eyewater -everybody feels the same-」を開催します。ギャラリーにて2回目の個展となる本展では、新作のペインティング作品7点を発表予定です。
※9月16日(金)と9月17日(土)は、ヘンナーベンダーのみの展示となります。

橋爪悠也が初期より一貫して取り組み、その表現を深めてきた作品シリーズが ”eyewater” です。単色で彩られた地を背景に、一粒の涙が目から零れ落ちる瞬間にある肖像を描いた本シリーズ。描かれた人物はなぜ涙を流しているのでしょうか?
日本が第二次世界大戦からの復興を経て高度経済成長期を迎え、日々の暮らしが成熟していく過程では、さらに未来はいったいどういう姿であるのかが様々な方法で想像、検証されていました。橋爪悠也は、その頃に描かれたマンガの描写方法やそのストーリーが想像した未来の在り方を参照しながら、未来が技術的にも以前より見通しやすくなった現代において、果たして誰も想像できないような未来は存在しているのか、あるとしたら、そこにはどのようなストーリーがありえるのかを、涙を湛えた人物像を通じて問うてきました。

今回展示される新作たちは、生命、争い、平和、自然環境などをテーマに、今この時代において語り合わねばならないことをこれまでになく直接的に提示しています。少し横を向いた構図で描かれることが主だった”eyewater”も、この新作では、人物は正面を向き、鑑賞者と向き合う構図を取っています。そして、そうした明瞭さと並ぶようにサブタイトルには”everybody feels the same”(みんな同じことを感じている)と付されていますが、ここで「同じ」とはいったい何を意味しているのでしょうか? 多様な価値観の在り方が俎上に載せられ続ける現代は、絶えず”理想的な状況”から逸脱していくように変化しますが、そのなかで個々人の感情や思いはどのようにあり、人はいったいなにを、どこまで感じ取ることができるのか、作家は本作を通じて鑑賞者に問いを投げかけているようです。
(公式HPより)

アーティスト

  • 橋爪悠也

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