夢の造形化 伊藤久三郎の世界

会期終了

Information

 
会期2022年9月10日〜2022年11月27日
会場 東御市梅野記念絵画館
入場料 一般800円(団体700円)
※中学生以下無料
※団体割引は15名様以上から
開館時間 9時30分 17時(最終入場16時30分)
休館日 月曜日(祝日の場合は翌火曜日)
住所 〒389-0406 長野県東御市八重原935-1
公式HP https://www.umenokinen.com/

展示内容・解説

日本の前衛洋画の先駆者として知られる伊藤久三郎の画業を紹 介します。 京都に生まれた伊藤久三郎は、京都市立絵画専門学校(現在の京 都市立芸術大学)で日本画を学んだ後に洋画を志して上京しま す。そして戦前の二科会の前衛傾向の作家を集めた九室会で、シ ュ ー ル レ ア リ ス ム の 影 響 を 強 く 受 け た 作 品 を 発 表 し 、吉 原 治 良 や 山口長男と並ぶ前衛絵画のホープとして活躍しました。 しかし、戦時中に故郷の京都に戻ると以後は二度と京都を出ること なく、戦後は行動美術協会と関連する展覧会にのみ抽象絵画を出 品し、一人静かに自己の芸術を深化させ 歳の生涯を終えました。 伊 藤 久 三 郎 は 晩 年 の 制 作 に つ い て 、枕 元 に ス ケ ッ チ ブ ッ ク を 置 い て お き 、朝 目 覚 め る と 見 た 夢 の イ メ ー ジ を 描 き と め て 作 品 の モ チ ー フ に したと語っています。 京都に生まれ最初に日本画を学んだこの作家は、西洋から流入す る前衛絵画をそのまま鵜呑みにすることはなく、日本的な美意識 によって消化し、さらに熟考された絵画理論と優れた色彩感覚に よって、晩年は誰も描いたことのない独自の画境に至りました。 本展は、伊藤久三郎の初期から晩年までの画業を通覧しますが、最 後にたどり着いた晩年 余年の作品を中心に展示します。その爽 やかな抒情がただよう清冽で透明感のある独創的な画風を楽しん でいただければと思います。
(公式HPより)

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