光琳の櫛・南蛮文様の髪飾り
Information
会期 | 2022年9月10日〜2022年12月22日 |
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会場 | 櫛かんざし美術館 |
入場料 | 一般600円(500円) 学生500円(400円) 小学生300円(200円) ( )内は団体様料金 ※20名様より団体料金をご利用頂けます |
開館時間 | 10:00-17:00(入館16:30まで) |
休館日 | 月曜日(祝日の場合は火曜日)・金曜日(祝日と11月は営業) |
住所 | 〒198-0064 東京都青梅市柚木町3-764-1 |
アクセス | JR青梅線沢井駅下車 徒歩約10分 |
公式HP | http://kushikanzashi.jp/news/webdir/86.html |
展示内容・解説
第一展示室(江戸時代)
・代表展示
◆鷺文様蒔絵櫛 法橋光琳作
光琳が不祥事をして江戸へ飛ばされた時、お世話になった冬木家の奥様だん夫人に感謝の気持ちを
込めて光琳小袖と共にプレゼントしたものである。鼈甲地に光琳百図の中にある扇面の鷺の図の
鷺を描いた蒔絵櫛で、光琳が生涯一枚だけ作った貴重な櫛である。
◆南蛮文様の髪飾り
江戸時代、鎖国をしていた時代にまだ見ぬ海外の国へのあこがれと異国情緒への関心が南蛮人や
南蛮船、出島をモチーフにした「南蛮趣味」の工芸品を生んだ。南蛮人物図、南蛮人猿回し図、
南蛮人煙管図、南蛮人遠眼鏡図、長崎出島風景図等の描かれた髪飾りの他、南蛮趣味の印籠、
矢立等も展示。
◆京都島原太夫髪飾り一揃え
江戸の花魁に対し京都の太夫。櫛三枚、簪・笄十数本の島原太夫の髪飾りのセット。
花魁、島原太夫、禿の豆鬘も展示。
・特別展示
◆男女ペアルック
同じ絵柄の男性の印籠と女性の櫛、男性の矢立と女性の櫛等、
仲の良い男女が一緒に用いたペアルックの作品。
◆火事装束
お城が火事になった時、お殿様、お姫様がこの装束をまとい城の外へ逃げたもので、いわゆる
江戸時代の防火服である。竜宮 城、蛤、雷さまの鬼、など水に関係のある文様が描かれている。
第二展示室(明治・大正・昭和時代)
・代表展示
◆秋田花嫁簪
秋田地方の大財閥の花嫁が用いた豪華な簪で、当時、富裕層の結婚式は三日三晩行ったといわれ、
一日目は金セット、二日目は銀セット、三日目は鼈甲セットというように一人の花嫁が
金、銀、鼈甲の三セットの簪を付け替えて用いた。
第三展示室(特別展示室)
・明治時代の石油ランプ・ガラス器展 木下義夫氏寄贈品 ~10月16日(日)まで
・着物リメイク展 矢口敏子コレクション 10月18日(火)~12月4日(日)まで
・世界の櫛展 12月6日(火)~
(公式HPより)