没後百年-初代諏訪蘇山

会期終了

Information

 
会期2022年9月3日〜2022年10月23日
会場 石川県九谷焼美術館
入場料 一般 ¥560
高齢者 (75歳以上) ¥280
高校生以下 無料
障がい者(介助者1名) ※ 無料
団体入館 (20人以上) ※ ¥460
※障がい者手帳アプリ「ミライロID」のご提示でも適用されます。
開館時間 9:00–17:00 (ご入館は16:30まで)
休館日 月曜日
電話番号 0761-72-7466
住所 〒922-0861 石川県加賀市大聖寺地方町1-10-13
公式HP http://www.kutani-mus.jp/ja/

展示内容・解説

諏訪蘇山の造る青磁は、 「蘇山青磁」といわれるほどの独自性と完成度を誇り、広く世に知られています。 初代蘇山が作品造りの多くに石膏型を用い ていたことや、余技として漆器制作などをしていたことは、あまり知られていません。 初代蘇山 (嘉永4 (1851) 年生〜大正11(1922) 年没、 享年71) は、 金沢出身 の旧金沢藩士で、 明治13 (1880) 年から江沼郡 (およそ現在の石川県加賀市域) この九谷陶器会社に3年4か月間在籍し、各地での経験や活躍を経て、 明治33 (1900) 年以降は京都に拠点を構えました。 大正6 (1917)年には、現在の重要文 化財保持者(人間国宝)や文化勲章の制度日本芸術院会員への認定なとの前 身となる顕彰行為である 「帝室技芸員」となりました。帝室技芸員は、明治から戦 前を代表する芸術家に宮内省から与えられたものであり、その制度は明治23 (1890) 年に設置され、 昭和22(1947) 年に廃止されましたが、 任命された作家が 79人いる中で、 「やきもの」を分野とした作家は、 初代蘇山を含め5人しかいません でした。
本展では、 諏訪家に残る初代作品 (やきもの33件、 漆器3件、 竹製品1件) と 石膏型の一部(図録掲載は80点)、 及び諏訪家と近い関係であった臨済宗妙心 寺大雄院(京都)が所有する初代作品 (やきもの38件、 竹製品1件、 金属製品1件)、 加賀の地元に残る初代作品 (19件) を一堂に公開します。 さらには、初代蘇山の 師匠とされる任田屋徳次 (旭山)の作品4件、 その父の任田屋徳右衛門の作品1件、 九谷陶器会社の作品1件、 諏訪家の系譜として、 二代蘇山、 三代蘇山、 四代蘇 山の作品を各1件紹介し総展示件数は合計105件となります。 また関係資料として、 初代蘇山所持釉薬帳、 帝室技芸員命令書、印鑑を公開します。
没後百年の節目である本年に初代諏訪蘇山の芸術の枠を目の当たりにしていただければ幸いです。
(公式HPより)

アーティスト

  • 諏訪蘇山

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