Articulation―区切りと生成―
Information
会期 | 2022年10月22日〜2022年12月18日 |
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会場 | 小山市立車屋美術館 |
入場料 | 一般 500円(団体360円) 大高生 300円(団体180円) 中学生・義務教育学校生以下無料 ※小川家住宅入館料を含みます ※団体は20名以上 ※障がい者手帳をお持ちの方と付添1名無料 ※リピーター割引 本展を2回以上ご観覧の場合、前回半券(領収印があるもの。1回限り有効)をご提示くださると、団体料金で観覧できます(ほかの割引との併用不可) ※おやまミュージアム割引 小山市立博物館企画展の半券(2022年4月以降の日付印があるもの。 年度内、1回限り有効)で一般100円、大高生50円を割引(ほかの割引との併用不可) |
開館時間 | 午前9時~午後5時 ※小川家住宅:午前9時~午後4時(午後3時30分までの入館をお勧めします) |
休館日 | 毎週月曜日、10月28日(金)、11月4日(金)、22日(火)、24日(木)、25日(金) |
電話番号 | 0285-41-0968 |
住所 | 〒329-0214 小山市乙女3丁目10番34号 |
アクセス | JR宇都宮線「間々田駅」西口より徒歩5分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://www.city.oyama.tochigi.jp/site/kurumayamuseum/264601.html |
展示内容・解説
Articulationは「分節化」と訳されることがあります。骨の関節や竹の節のように、それは分けつつ接続することを意味します。美術作品として形にすること、あるいは言葉として表現することは、流動的な世界に一つの区切りを入れることです。しかしそれは、わかりやすく分類して「わかったことにする」ためにではなく、いったん区切ることで、そこから新たな思考を生み出していくためにです。
私たちはあらゆるものを区切りながら生きています。美術もさまざまなものと区切られているように見えます。美術は感性的なものであって理論的なものではない、美術は虚構であって現実ではない、美術は感覚で理解するものであって研究するものではない…。確かにそうなのかもしれません。しかしそうして区切るのは、「美術とはこういうものである」と決めてしまうためではなく、むしろそのようにして区切ることで生じてくる違和感、「本当にそのように区切ることはできるのか?」という問いから、新たな見方が生まれていきます。
本展覧会は、美術作品の展示です(という区切り方をしています)。しかし同時に、美術の表現とは何か、作品を展示するとはどういうことかということを、そのように区切ることでまた考えていこうとする探究のプロセスでもあります。展示することは一つの区切りですが、それは終わりではなく問いの生成へとつながります。終わらない探究の現時点での姿としてご高覧いただければ幸いです。
(公式HPより)