RED BUTTON PARAKEET#1:Eccentric Relationship (有馬かおる企画)
Information
会期 | 2023年1月7日〜2023年3月5日 |
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会場 | ART DRUG CENTER |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 土&日の12時~18時 |
休館日 | 月曜日〜金曜日 |
住所 | 986-0822 石巻市中央1-2-7-2F |
アクセス | JR石巻駅徒歩10分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://artdrugcenterishinomaki.blogspot.com/ |
展示内容・解説
※この展覧会は”作者の血を使う”作品が多く含まれます。理解した上で入場や観賞をお願いいたします。
IЯUYAAYURI と私(有馬かおる)は写真(自分の外見)が嫌いだった。二人とも子供の頃からの写真がほぼ無い。原因はお互いに違うが、ざっくり言えば、容姿や存在を繰り返し馬鹿にされた事にある。そんな二人。が、なんのきっかけか、写真をお互いに撮りあうようになった。こんな表情するんだ、こんな表情を愛おしいと思うんだ、を繰り返し、それぞれが(他者の目を借りてお互いに少しずつ)自分自身を許し受け入れるようになっていった。写真でしか出来ないコト。笑顔が増え、両手を広げるようになった。両手を広げるポーズは絵においても重要だ。閉じこもってる人は中々そういう絵が描けない。先日、夜中にうなされてたので、どうした!?と聞いたら「嫌だって言ってるのに、あなたに写真撮られた!」と怒られた。先は長い。お互い始まったばかり。
コレは二人の関係性。ではあるが、今はまだ、全てを語る時じゃ無いし、
そんなに多くの事柄を入れ込む時間もスペースも作品も無い。
他者に撮影されるとは、他者を撮影するとは、
正直なところ、どう言う意味なのか、どうなって行くのか、どうなるのか、どうなりたいのか、わからない。お互いを撮りあうことで生まれる何かはあるのだろうか、ないのだろうか、。
そうそう、
IЯUYAAYURI が白いガーゼが敷いてあるインスタレーションしている部屋で、両手をリストカットしていた。舞台のワンシーンのようで、とても印象的だった。その時ある衝動が口から出てしまった。その腕を撮影していい?彼女はいいよと言った。
彼女に死ぬ気はないとわかるまで、かなりハラハラした時間を過ごした(理由は私が別の女性と幸せになるのが嫌だから)。
彼女は生きるために、その行為をしている。の、だ、が、不意に魔が差してしまうことがある。
実際ヤバかった時はあるあるだ。
だから、安心できないし怖いし不安ではある。
以前妻の付き添いで、カウンセリングに同席した時、二人の関係はエキセントリックだから。と、言われ、「でしょうね」と思った。
お互いに相手を本気で殺そうとは思ってないが、妻は魔が差すかもしれないし、私は狂うかもしれない。
私が生きるために(生き残るために)作品を作ったり、生活をアートにしたりするように、
二人は共に生きるために(生き残るために)二人が必要になったのかもしれない。
以前、カウンセラーに質問をした。私たちは共依存ですか?と。
カウンセラーは、外から見るとそう見えるけど、実際は全く違います。
私は、どっちでも構わなかった気がする。なぜなら違いは現在もわからないから。
今、
石巻に来て、かなり(以前と比べれば)穏やかに過ごしている。
だからこそ、ここに、この場所で展覧会ができている。
RED BUTTON PARAKEET 有馬かおる:
(公式HPより)