大嵩禮造逝きて20年展 -その足跡をみる-

会期終了

Information

 
会期2023年1月4日〜2023年3月26日
会場 児玉美術館
入場料 一般500円
​高校・大学生300円
​小・中学生200円
※障がい者と付き添い者1名は400円
※団体申込について
15名以上の団体は、入場料が2割引になります。(但し事前に申込が必要です)美術館までお問い合わせ下さい。
開館時間 10:00~16:00(最終入館は15:30まで)
休館日 月曜日
電話番号 099 262 0050
住所 〒891-0144  鹿児島県鹿児島市下福元町8251-1
アクセス JR鹿児島中央駅から車で40分。

JR鹿児島中央駅から指宿枕崎線坂之上駅下車タクシーで7分。

​​指宿枕崎線五位野駅と坂之上駅からは歩ける距離ではありません。

JR坂之上駅から市営バス(コミュニティバス「あいばす」)が運行されています。バス停27番「坂之上(県道)」より15分乗車。
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公式HP https://www.kodama-art-museum.or.jp/%E8%A4%87%E8%A3%BD-%E5%B1%B1%E4%B8%8B%E4%B8%89%E5%8D%83%E5%A4%AB-%E6%B5%B7%E3%81%A8%E3%81%AE%E8%AA%9E%E3%82%89%E3%81%84%E5%B1%95-1

展示内容・解説

今年は、2003年1月7日に、68歳で急逝した洋画家、大嵩禮造氏の没後20年にあたります。
大嵩禮造氏と当館の関わりは深く、創設当時から館の運営や美術品の選定などに関して、多くの助言をいただきました。その作品群は当美術館収蔵品の中核となっています。

大嵩禮造氏と児玉利武館長の出逢いは1972年。鹿児島県美術展の会場でした。その頃、大嵩禮造氏の絵は「グラスボックス・シリーズ」の真っ只中にあり、その幾何学的抽象画の鮮やかな色彩と造形の鋭さにすっかり魅了された児玉利武は、大嵩氏の作品の収集を決心します。
大嵩禮造の絵画は大きく3つに分けられます。

20代に渡欧し、その成果である「碑」のシリーズは、海老原喜之助が激賞した作品群であり、「白」にこだわり、乾いた世界を追求した、大嵩の原点とも言える抽象画です。30〜40歳代に描いた「グラスボックス・シリーズ」は、ガラスの持つ無機質さと冷たさを表現し、堅固に画面構成されたハードエッジな抽象画で、透明感のある白色と引き込まれるような青色の階調が美しい。大嵩禮造は、抽象画を描く一方で、優れた具象画も多数残しました。

「回帰シリーズ」は50歳代から絶筆まで描いた最晩年のシリーズで、絵の原点に立ち返るべく堅固に構成された画面に、ナイフを使って透明感のある強烈な白と青色を厚く塗り、さらにそれを削げるところまでそぎ落とし、人間の心の中まで描こうとした半具象・半抽象画です。

「初期から晩年まで作家の全てを収集してこそ、そのコレクションは完結する。そして優れた作家の作品は初めから終わりまでどの時代をとっても素晴らしいのです」と児玉利武館長は常々申しておりました。大嵩氏の没後20年の今年度に、奇しくも4月27日鬼籍に入った児玉美術館館長、児玉利武が生涯を通して魅了された大嵩禮造の世界をお楽しみください。
(公式HPより)

アーティスト

  • 大嵩禮造

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