和書のさまざま

Information
会期 | 2023年3月1日〜2023年7月24日 |
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会場 | 国文学研究資料館 |
入場料 | 無料 |
開館時間 | 11:00〜16:00 |
休館日 | 火曜日、木曜日、土曜日、日曜日 |
電話番号 | 050-5533-2900 |
住所 | 〒190-0014 東京都立川市緑町10-3 |
アクセス | 多摩都市モノレール/JR東日本利用の場合 JR立川駅下車、多摩モノレール立川北駅に乗り換え、高松駅下車、徒歩10分 またはJR立川駅下車、徒歩約25分 立川バスの場合 JR立川駅北口2番のりば乗車の場合 「立川学術プラザ」バス停下車、徒歩1分(「立川学術プラザ」バス停は始発から18時台のみ運行) または「裁判所前」バス停下車、徒歩5分 JR立川駅北口1番のりば乗車の場合 「立川市役所」バス停下車、徒歩3分 |
地図 | Google MAPで見る |
公式HP | https://www.nijl.ac.jp/event/exhibition/2023/03/post-55.html |
展示内容・解説
この展示が対象とする「和書」とは、主として江戸時代までに日本で作られた書物を指します。堅い言葉で言えば「日本古典籍」ということになります。ただし、明治時代頃までは江戸時代の書物の系統を引く本が作られていましたので、それをも取り扱っています。
「和書」と似た言葉で「国書」という語がありますが、これは古典籍の内で、日本人の著作した書物を言います。「和書」はそれより広く、漢訳仏典や漢籍、あるいはヨーロッパ人の著作も含め、江戸時代以前に日本で製作されたすべての書物を指す言葉です。
一般に書物が製作されるには、それを支えまた受容する文化的背景があり、そうして製作された書物が、新たな文化―文学、芸能、思想、宗教など―を生み出す基になるという現象が普遍的に見られます。書物によって展開した日本の文化を考える上で、日本人の著作か否かを問わず、日本で製作されたすべての本を視野に入れなければならない理由がここにあります。
国文学研究資料館は、創設以来四十年以上にわたり、全国の研究者の御協力をいただき、所蔵者各位の御理解のもとに、国内外に所在する日本古典籍の調査を継続して行ってきました。調査を通して得られた、古典籍に関する新たな知見も少なくありません。この展示には、その成果も反映しています。
この展示では、和書について、まず形態的、次に内容的な構成を説明した上で、各時代の写本・版本や特色のある本を紹介し、併せて和書の性質を判断する場合の問題をいくつか取り上げてみました。全体を通して和書の基本知識を学ぶとともに、和書について考えるきっかけとなることをも意図しています。
和書の広大な世界を窺うためにはささやかな展示ではありますが、以て日本古典籍入門の役割を果たすことを願っています。
(公式HPより)