カポディモンテ美術館

Museo Nazionale di Capodimonte
カポディモンテ美術館
ナポリ・ブルボン家のカルロ7世が母エリザベッタ・ファルネーゼから受け継いだ美術品コレクションを展示するため1738年に建設した宮殿が、このカポディモンテ美術館です。歴史の変遷に伴い彼のコレクションは移動や増加を重ね、君主制が終わった後の1950年、宮殿は国立美術館となりました。建物はバロック・ロココ様式の建築で、敷地内には広く美しい庭園と植物園、小宮殿や礼拝堂、陶磁器カポディモンテ焼きの工房などもあります。カポディモンテ焼きは当時マイセンやセーブルと並び賞賛された陶器作品で、宮殿1階の陶磁器美術館でその繊細な美しさを見ることができます。宮殿3階が絵画館、イタリアの名門貴族ファルネーゼ家によるファルネーゼ・コレクション絵画が、この美術館の一番の見所です。
開館時間
8:30~19:30、12月24日、31日:8:30~14:00、チケット販売は閉館1時間前まで
定休日
水曜日、1月1日、12月25日
入館料
定価:12ユーロ、18~24歳:8ユーロ、毎月第一日曜日・artecard所持者:4ユーロ。無料: 18歳以下。
TEL
39 081 7499111
URL
http://www.museocapodimonte.beniculturali.it/
住所
via Miano 2 80131 Napoli
地図
所蔵作品
パルミジャニーノ「アンテア」(1534年)アンニーバレ・カラッチ「リナルドとアルミーダ」(1601年)、グイード・レーニ「アタランテとヒッポメネス」(1612年)カラヴァッジョ「キリストの鞭打ち」(1608年)ティツィアーノ「受胎告知」(1557年)ピーテル・ブリューゲル「盲人の寓話」「人間嫌い」(1568年)アンディ・ウォーホル「ヴェスヴィオ火山」