無政府主義のネズミ

Anarchist rat

バンクシー

作品解説
『無政府主義のネズミ』は2004年にバンクシーによって描かれました。ネズミはバンクシーのグラフィティアートの象徴的存在であると言えます。バンクシーは人間をネズミに置き換え、滑稽に、ユーモラスに、皮肉交じりに作品を描きます。『無政府主義のネズミ』は無政府主義者のシンボルマークを掲げるネズミが描かれた作品です。黒いスプレーで簡潔に、しかしユーモラスに描かれています。バンクシーは壁の落書きを立派なアート作品へと価値を押し上げました。バンクシーの描く作品は今や市場では何億という単位で取引され、年々その価値と知名度は上がっています。壁に描いた絵が壁ごと取り外されてオークション会場に持っていかれることも多々ありますが、その度に作品の所有権について議論されます。
制作年
2004年
素材/技法
スプレー
制作場所
ロンドン