ネズミ

The Rat

バンクシー

作品解説
『ネズミ』はバンクシーのグラフィティアートの象徴的存在であると言えます。バンクシーは人間をネズミに置き換え、滑稽に、ユーモラスに、皮肉交じりに作品を描きます。このネズミはカメラを持ち、こちらがのぞく様子に驚いているようです。ネズミ自身がパパラッチのようですが、このネズミもまた私たちに見られている、と言うユーモアのある構図です。バンクシーはゲリラ的にグラフィティアートを町中に描き、その正体はわかっていません。しかし彼の絵には皮肉やユーモア、時には政治的批判も暗示されており、人々の好奇心を誘う作品ばかりです。
制作年
2005年
素材/技法
スプレー
制作場所
ロンドン